【愛されすぎな】平和過ぎるこの本丸は本霊様たちが集っています【審神者狐は可愛い】

第16話 ページ17

あれから少し時間が経ち、
Gは出てこなかった。

光忠｢どこいったか分からないけどとりあえずは一件落着？｣

国永｢ではないと思うがまぁとりあえずは･･･｣

膝丸｢何もなくてよかった。｣

Aももう気にしていないようで髭切と一振と元気に遊んでいた。本来なら普段は短刀達もいるはずだが、今はGによりこっちには来ないよう言っていた。

あとは今日は歌仙と青江と短刀達が食事当番なのもありいないのであろう。

普段は光忠と一振もその中にいるのだが今回はAの緊急事態によりこちらに狩り出された。というか心配でAの側を離れられなかっただけだが。

一振｢だるまさんが転んだ！｣

｢だっ！！｣

髭切｢だぁ〜！｣

光忠｢まぁ一安心かな。じゃあ僕だけでも台所に戻ろ･･･｣

｢うかな｣という言葉が続かずきれた。
なぜかって･･･？それは･･･

国永｢おい･･･髭切･･･後ろ･･･｣

膝丸｢兄者！！逃げろ！！！！｣

髭切｢ん･･･？うわぁ、Gが3匹も･･･｣

｢･･･｣

一振｢A！！｣

放心状態のAを一振が抱き上げる。
髭切はというと｢わぁ！｣と言ってGを見ている

膝丸｢兄者ぁぁああああ！！｣

急いで膝丸が引っ張っていくも髭切は満面の笑みでGを見ていた。

大騒ぎをしていると、その向こうから人が走ってきた。

一振｢･･･ん？｣

石切丸｢お〜い！大丈夫だったかい？｣

宗近｢はっはっは！すまんな！服の着方が分からないものでな｣

二人してのんびり走っている。
宗近は機動遅くないだろと思うがそれはあくまで戦場のみ有効だ。

光忠｢いやそのね！｣

光忠がそこにGがいることを説明しようとした時･･･

ブチャっ

一振｢･･･え、まさか｣

国永｢おいおい･･･そりゃあねぇよ･･･｣

石切丸｢え？｣

宗近｢お〜はっはっは！どうやら虫を3匹も踏んでしまったようだなぁ･･･すまんな、虫。全く、人よりも虫の方が脆いものだなぁ｣

髭切｢Gぃぃいいいいいいい！！｣

泣き叫ぶ髭切に固まるその他刀剣。石切丸でさえ固まっている。当の本人宗近は少し眉を下げ切なげに笑う。

｢宗近･･･やっ！｣

その日からしばらくAは宗近のそばへ行くことは無かった。

宗近｢俺はなにかしたか･･･何をした･･･｣

石切丸｢泣かないで宗近さん。何をしたというかなんと言うか･･･｣

今剣｢へっへーん！いいザマです！いつもAの側にいてずるいと思ってたんですよ！｣

こうしてG事件は幕を閉じたのであった。

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