9話 ページ9
貴「ごめんなさい、お姉さん。少し先に行っててください」
「…え、ええ」
私はお姉さんから離れ、カナヲの前に来た
炭治郎達は二つ結びの女の子に着いて行った
貴「…カナヲ。私、認めてもらえたから隊士でいられるよ。だから那田蜘蛛山で言ったあの言葉、覚えてる?」
カナヲはこくりと頷く
貴「良かった。これからよろしくねカナヲ」
カナヲはコインを取りだし、昨夜と同じようにコインを上に飛ばし手でキャッチした
そして裏が出た
カ「よろしく、A」
カナヲがよろしくと言ってくれて私は嬉しくて微笑んだ
カ「A、怪我酷い。早くアオイの所に行った方がいい」
貴「アオイ…?」
カ「そう、アオイ。さっきの子」
貴「分かった、ありがとう。それじゃ」
私はカナヲに手を振り、アオイちゃんの所に行った
居るのかな………伊之助
那田蜘蛛山で、累の糸に捕まってて冨岡さんに斬ってもらった時に教えてもらったんだ
冨『A。猪の(被り物をつけた奴は)同期か?』
全く分かんなかった。猪の同期か?って何ってなった
まあ説明っぽいことをしてくれた冨岡さん。それで伊之助って分かった
伊之助が大きな鬼に顔を握りつぶされそうになったのを冨岡さんが助けて、怪我も酷かったから…私と同期なら仲良いのか?っていう風に聞いたらしい
伊之助、大丈夫なのかな
歩いているとアオイちゃんが来て、炭治郎達と同じ病室に連れてこられた
中に入り、炭治郎は隠の人に下ろされてた
善逸も居た。なんが小さいけど
貴「炭治郎、善逸」
炭「A!」
善「Aちゃぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!俺、心配してたんだよォ!!!!」
貴「ありがとう、善逸
ねぇ、いのす………!」
伊之助は何処って言おうとしたら善逸の隣に居た
貴「……伊之助!!!」
私は痛む体を放って走り伊之助に抱きついた
炭善「「!!!!?」」
貴「伊之助!私、聞いたの、冨岡さんから!大きな鬼に顔を潰されそうになってたって!!!ごめんね!私、その時…気を失ってて、ごめんね!!!」
私は伊之助に抱きつきながら涙を流した。伊之助も抱き締め返してくれた
貴「ごめん、ごめんね……!」
伊之助は何も言わず、ただ私を抱きしめてくれていた
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作者名:かっちゃん | 作成日時:2020年5月19日 12時