・ ページ40
山「深雪さん？」
『はい？』
山「あー…気のせいかもごめんねw」
『なんですかw』
山「何か今日雰囲気違うなぁって…何ていうか、伊吹っぽい感じ？」
『マジっすか』
山「マ、マジっす…」
やっぱ兄妹やしそもそも顔も似てるらしいしちょっと意識しただけでも深雪伊吹になれるもんやな。
深雪伊吹を意識して生活して1週間が経った頃、深雪伊吹にはなれへんと痛感した。
岩「A…大丈夫？」
『何が？』
岩「いや…何がって言われたらわかんないけど」
『何それw』
鏡写る自分がどうしても伊吹じゃなくて何回も何回も確認する。
伊吹ならもっとこうするああするって思い出したらキリがない。
佐「なんか深雪くんっぽいよなぁ最近のあいつ」
阿「佐久間も思う？」
舘「Aっぽさが完全に無くなったよね」
渡「上手いのは変わんないんだけどなぁ」
深「マジで伊吹見てるって錯覚しそうになるときあるわ俺」
阿「わかる」
あんなに完璧にお兄ちゃんの癖とか再現できてるはずやのに確認すればするほどお兄ちゃんと違う所にしか目がいかへん。あかんわ。これがスランプ？初めてなった。踊ってんのに楽しないし…このままやと八つ当たりしそうになるかも…。
『ごめん！！！』
岩「え、何？どうした？」
『体調不良やから大阪帰る！！！』
渡「体調不良の声量じゃなくない？」
『じゃぁ精神不良！！』
渡「え、お前今日ひな祭りなの？キーホルダー付けててよ」
『ちっげぇよアホ！兎に角！振りは全部頭に入ってるから大阪帰る！！また3日後！！お疲れ様でした！！！タッキーが何か言うてきたら後日説教聞くって言っといて！！！』
深「え、ちょ！A！！？」
兄さん達がめっちゃ呼び止めてる声聞こえたけど総無視。
できひん自分を他人に見せたくない見られたくない。私、最高傑作やもん。天才やもん。
深雪伊吹やもん。
あぁ…疲れた！しんどいしダルい！！！
絶対に美味い弁当食べながら大阪帰る！！
＿＿
伊「あ、おかえり…あれ？早くない？」
『はぁ…何でおんの？』
伊「俺帰って来るたび言われるやん…え？実家に帰ってきたらあかん？つっら」
『いや、そうじゃないけど…』
私的にはモノマネ大会してたら背後からご本人登場してきたような気分やねんけど。
…いや、これってむしろ深雪伊吹観察できるいい機会的な？最近スランプやし打開策出てくるかも。
『ちょぉ久々に一緒に踊ろうや！嵐とかならいけるやろ』
伊「おーええよ」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 483人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
作者 - 紫苑さん» 紫苑様。はじめまして。ありがとうございます！王子が紫苑様の癒しになっておられるのはとても嬉しいです！自己満足小説ですがこれからもよろしくお願いします！ (2023年4月15日 10時) (
レス) @page40 id: 8f5e67220a (このIDを非表示/違反報告)
紫苑 - はじめまして！�，�ら拝見しています。王子を見てると自然と癒されてます。 (2023年4月12日 23時) (レス) id: f458d4ab2f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作成日時：2023年4月1日 14時
