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伊「あ、おかえり」
『…ただいま。えwなんでおるん？急に帰ってくるやんw』
伊「実家に帰ってきて何が悪い」
『悪いとか言うてへんやんか〜』
キッツ…正直今日お兄ちゃんに会うのはしんどいしだるいて…。間の悪い奴やの。
伊「あ、俺脚本家デビューするわ」
『は？』
伊「趣味でやってたんが何かドラマ監督さんの目にとまったらしくてドラマにしてくれんねんて」
『へー。おめでとう？仕事しながらなん？』
伊「まぁ、脚本家で食えるかわからんし両立出来ひんことないし続けるけど」
『わーすごーい』
伊「心こもってなさすぎるw」
帝王の座を降りたら次は趣味がヒットして瞬く間に脚本家デビューっすか…。マジで才能の塊かよ。マジもんの天才は何やっても当たるんやなぁ…。羨ましい様なつまらん様な…。
＿＿
「はいカットー！チェックしまーす！！」
ドラマの撮影。このカットが終われば今日の分の撮影は終了。ゆうちゃんとスケジュール確認して、明日のオーディションの準備してホテルか。
「OKでーす！お疲れ様でしたー！また明日お願いします！」
スタッフさんの合図で各々帰宅準備。
「深雪ちゃん！お疲れ様〜！」
『お疲れ様でーす！』
「衣装そこに置いておいてね！」
『はーい』
「にしても流石伊吹君の妹ちゃん！演技力してる時マジで役本人！って感じで深雪ちゃんってこと忘れそうになるわ〜」
『ははwそう思って貰えるくらい役になりきれてるって事ですよね〜！ありがとうございます！』
ここのスタッフさんお兄ちゃんと仕事した人多すぎて…大阪におっても東京におってもどこにおっても最近は伊吹の妹そればっかり言われてる気がする。
伊吹 伊吹 伊吹 伊吹 伊吹…
どこまでいったら、どこを走れば、どこにおったら…どんだけ考えてもわからん。
お兄ちゃんやったらこんな時どうするんやろうか。
今日の芝居見ても、昨日のダンス見てもお兄ちゃんやったらもっとこうしたやろうなとかお兄ちゃんならこう演じるって近くで見てきた分全部それがわかるからそれをマネして見ても何か同じ様にできひん。
タレントは相手が望むもんを提供しないとあかん。
皆が「伊吹」と比較するって事は「伊吹」が望まれてるのかもしらん。
特にこの現場はそうや。「伊吹」を知ってるから指示に「伊吹みたいに」ってたまに言われる。
なるほど。「伊吹」を求められてるのに「伊吹」に慣れてないから腑に落ちひんねや。
なんか今めっちゃスッキリした！！
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作者 - 紫苑さん» 紫苑様。はじめまして。ありがとうございます！王子が紫苑様の癒しになっておられるのはとても嬉しいです！自己満足小説ですがこれからもよろしくお願いします！ (2023年4月15日 10時) (
レス) @page40 id: 8f5e67220a (このIDを非表示/違反報告)
紫苑 - はじめまして！�，�ら拝見しています。王子を見てると自然と癒されてます。 (2023年4月12日 23時) (レス) id: f458d4ab2f (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2023年4月1日 14時
