はじめまして俺の愛娘 ページ20
岩本side
小さい体で当時後輩から怖がられてた俺らに真正面からど正論で叩き潰したあと誰よりも舞台の事を考えて大人な引き方をしたA。
絶対に俺らの印象は最悪だろうと思ってたのに何も気にしてない様に話しかけられてからは一気に距離は縮まった気に俺はしてた。
＿＿
隅っこでさっきの振りを永遠に繰り返してるあの子を観察してた。
同じとこで納得いかないって感じで眉間に皺を寄せてたのが印象的だった。見た感じ変なとこは無かったのに何が嫌なんだろう。
『岩本くん？』
岩「え…何」
『ちょっとだけお時間いいですか？』
見過ぎたのかまさか話しかけられるとは思わなくてかなり素っ気ない態度で受け答えをしてしまった
。
こっちはまた何か言われるかもなんて先輩に呼び出された時の様な緊張すら走ってるのに当の本人は俺の緊張やさっきまでの事すら何も気にしてなくてただ先にある自分の境遇を見据えてた。
俺がこの子の演目の振りを少し試してたのを見られてたらしくてこの子が納得してなかった部分を俺はできていたらしく多分アドバイスを聞きにきたんだと思う。圧が凄い。
本人が気にしてるのは本当に誤差範囲内。正直言われるまで気づかなかったくらい。
それでもこの子はその誤差も許されない様な境遇になるのかもしれない。
女子でジャニーズなんて前例がないからどう転ぶかなんてわからないのにそんなことだけは容易に想像できた。
さっきの事もあったし少しだけならって思って踊りを見せてもらった。
最初の1回じゃ何でちゃんとセンターに戻れないのかわからなくて数回やってみてもらった後もう一度自分で確認してわかった。
この演目はただ削っただけで元から組み込まれてたのだとしたら女性的な振りだけど男が踊るのを前提で作られてるから多分女子の中でも小柄に分類されるこの子だと圧倒的に大きさが足りないww
技術ではなく物理問題に気づかずあんな真剣に踊って眉間にしわ寄せてたんだって思ったら思わず笑っちゃったw
立ち位置と動きの微調整をしたら綺麗にどセンターに戻ってきた。
『できたー！！岩本くん！できましたよ！！』
岩「お、おぉ…よかったね」
急に年相応の表情で笑いかけるからびびった。
このたった数時間で色んな表情を見せられて絆されたんだと思う。
入ってきたばかりだから、女子だから、そんな些細な事はもう全く気にならなくなってたしこの日の稽古終わりにはあの子はもう輪の中心にいた。
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作者 - 紫苑さん» 紫苑様。はじめまして。ありがとうございます！王子が紫苑様の癒しになっておられるのはとても嬉しいです！自己満足小説ですがこれからもよろしくお願いします！ (2023年4月15日 10時) (
レス) @page40 id: 8f5e67220a (このIDを非表示/違反報告)
紫苑 - はじめまして！�，�ら拝見しています。王子を見てると自然と癒されてます。 (2023年4月12日 23時) (レス) id: f458d4ab2f (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2023年4月1日 14時
