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岩「…いったんその部分だけやってみて」
『はい！』
どうやら見てくれるらしくて腕組んで私が言われた通り踊るのを観察してる。
岩「もう1回」
『え、あ、はい！』
3回くらい見てもらった後に岩本くん自身も軽く確認で同じ振りをしてくれて見てもらった。
勝手に納得した様な顔して笑いだして謝られた。なんやねん。
岩「あー…っwwAちゃんとさ俺と決定的な違いがあってw」
『性別？』
岩「いや、身長www」
『…』
馬鹿にしてるわけじゃないってわかってるけど目の前で笑いながら言うから馬鹿にされてる気がしてならん。ここで殴りでもしたら怒られるってわかるし人としてどうかとも思うから脳内で卍固めでもして憂さ晴らし。
岩「動き出すタイミングとか完璧なんだけどセンター戻る前の位置からだとシンプルにリーチがちょっと足りなくて結果的にセンターよりちょっと上手までしか戻れてないのね」
『それ詰んでません？』
岩「Aちゃん普段ダンスしてるでしょ」
『趣味程度にはやってます』
岩「多分その時の癖なのか知んないけどダイナミックに動くこと意識する時に大きく動き過ぎるんだよね。小柄だからそれくらいが丁度いいのかも知んないけど、この曲ならそこまで大きく動かなくても全然曲に合うし気持ちもう少し位置をセンターよりで前振りしてるとその分戻る時のタイムロスなくなると思う」
『なるほど…』
岩本くんに「試しにこの辺で前振りしてみな」って言われた位置から鏡で確認しながら踊ってみたらできた。なんならちょっと下手まで行ってもうたから微調整でセンターに戻れるジャスト位置と歩幅を頭に叩き込む。
『できたー！！岩本くん！できましたよ！！』
岩「お、おぉ…よかったね」
『ありがとうございました！』
一瞬立ち位置がズレると違和感が出るかと思ったけど鏡で確認しても特に違和感はないしこっから着物を着ること考えたら…着物ってどんな着物や…今振りでなかなか足動かしてるけど着崩れ半端なくないか？でも動画はだいぶ大きめに足を使ってたし…。
『岩本くん。この振りを着物でするらしいんですけど』
岩「着物で？…着るって言われた？」
『着物と予定してるってだけ言われてます』
岩「羽織るのかもね…そうなったらさっきの位置をもうちょい手前にした方が見栄えいいかも」
『そっちもできる様にしまーす』
＿＿
『アレは照兄様様やったわ』
岩「あれから振りでなんかあったら突撃してきたしね」
『分かりやすかったからな』
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作者 - 紫苑さん» 紫苑様。はじめまして。ありがとうございます！王子が紫苑様の癒しになっておられるのはとても嬉しいです！自己満足小説ですがこれからもよろしくお願いします！ (2023年4月15日 10時) (
レス) @page40 id: 8f5e67220a (このIDを非表示/違反報告)
紫苑 - はじめまして！�，�ら拝見しています。王子を見てると自然と癒されてます。 (2023年4月12日 23時) (レス) id: f458d4ab2f (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2023年4月1日 14時
