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<Aside>
みんなに押し切られて本当に近くの公園まで歩いてきた
岸くんと海斗は待ちきれないとでも言うように一目散に走りだしていて
一方後ろを振り返ると、顕嵐がまだ眠そうにダラダラと歩いていた
……温度差すごい
顕嵐に合わせてダラダラと歩いていた私達が公園に着くと、もう他のみんなは何やら走ったりじゃれたりしていた。子犬か。
そんな子犬4匹を眺めながら近くのベンチに腰を下ろすと、隣に顕嵐も座った
A「顕嵐、あの中に混ざらなくていいの?」
顕嵐「いや、あれ疲れるから笑
それに、もうすぐみんなバテて帰ってくるよ」
顕嵐の読み通り、その後すぐに4人とも疲れてベンチの所へ戻ってきたから思わず笑ってしまう
A「本当だ笑」
顕嵐「な、だから言ったろ?」
勇太「何お前らニヤニヤして」
A「別にー?笑」
不思議そうな顔をする4人を見てまた笑っていると、
謙太郎「あれ、お前ら……」
勇太「あー!安井くんじゃないっすか!」
美勇人「俺もいるよ」
顕嵐「みゅーとくんじゃん」
生徒会のでこぼこコンビ(命名私)の謙太郎くんと美勇人くんがいた
美勇人くんは手にバスケットボールを持っているから、多分遊びに来たんだろう
この公園バスケットコートあるし
美勇人「俺らバスケしに来たんだけど、みんなもやる?」
海斗「やりたい!」
優太「やろーぜ!」
勇太「えー……」
ノリノリな2人に対してちょっと引き気味な勇太
A「え、勇太やんないの?
スポーツしてる勇太かっこいいから楽しみにしてたのに。」
勇太「……やっぱやる」
あれ?
今の一瞬でやる気になったらしい。何故だ。
優太「いわばしもやるっしょ?」
玄樹「んー……まあいいけど」
海斗「顕嵐は?」
顕嵐「やる。みゅーとくんボコボコにする」
美勇人「何で!?」
眠そうだった顕嵐も美勇人くんのために(?)やる気になったらしい
謙太郎「Aちゃんは?」
A「いや、男子に勝てる訳ないから笑
私は審判やるよ」
謙太郎「えー、でもそれだと奇数になっちゃうんだけど」
困ったようにそう言って私の方を見る謙太郎くん
……もしかして、私もやれと?
A「いや、無理だって……」
謙太郎「えー、どうしても嫌?」
A「嫌っていうか………」
言い淀む私を謙太郎くんはじーっと見ていて
うっ……
A「わ、わかった。やる。やるから……」
謙太郎「本当?やった!」
昔からこうやって押し切られちゃうんだよなぁ
やっぱり私は謙太郎くんに弱い
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ジャニーズlove(プロフ) - あ、12.5話読む前にコメントしちゃいました…!!顕嵐落ち希望です!! (2017年11月24日 3時) (レス) id: 71c2eb87b4 (このIDを非表示/違反報告)
ジャニーズlove(プロフ) - できればでいいですが顕嵐落ちがいいです…!!!! (2017年11月24日 3時) (レス) id: 71c2eb87b4 (このIDを非表示/違反報告)
かれん - 小説とっても面白かったです!これからも頑張ってください!応援しています。更新頑張ってください (2016年9月20日 16時) (レス) id: 24cd997fee (このIDを非表示/違反報告)
renaupearl(プロフ) - 私も安井くんとくっついて欲しいです!安井くん大好きなので! (2016年8月15日 22時) (レス) id: 1cd1fddd86 (このIDを非表示/違反報告)
renaupearl(プロフ) - 初めまして! (2016年8月15日 22時) (レス) id: 1cd1fddd86 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:綺羅 | 作成日時:2016年7月1日 22時