story12 ページ13
＜Aside>
当然のように岸くんの腕の中に飛び込んだら、玄樹に怒られた……
岸くんは優しいから許してくれるのに……
A「で、２人で何の話してたのー？」
にこってしながら聞いたのに、岸くんは目を逸らすばっかりだし、玄樹に至っては
玄樹「Aが可愛いねーって話してたんだよ」
なんて笑顔で嘘つく。さすがにそんなにテキトーな答えは信じないからね？
？「ごめん、遅れたー！」
玄樹「あ、神宮寺お疲れ」
部室に駆け込んできたこいつが王子様の最後の１人の神宮寺勇太
私と顕嵐と小学校から一緒の幼なじみであり、このバンドのメンバーでもあるんだよ
A「ねえ聞いてよ勇太ー」
勇太「え、Aどしたの」
A「あのねー、玄樹と岸くんが私だけ話に入れてくれないんだよー」
勇太「あ、そうなの？
玄樹と岸くんはAいじめちゃダメだよw」
勇太だけは私の訴えを聞いてくれた。優しい。
自分の楽器をチューニングしながら、今練習している曲の譜面に目を通す
……これギターばっかりいいとこ取りしててズルいなぁ
ギター担当の勇太に冷たい視線を送る
すると
勇太「何、この曲のギターかっこいいから悔しいの？w」
なんて言ったから軽く頷いたら、おいで、なんて言って自分の座っているソファの空いてる部分をポンポン叩く
ソファに座ると勇太はニコッと笑って
勇太「アドリブ思いついたから、聴いてて？」
とか言って隣でギターを弾きだす
いきなりでちょっとびっくりした
…けど、アドリブはかっこよかった
文化祭でこんなのやったら盛り上がるだろうなーなんて思ったり
勇太「どう？」
A「かっこいいじゃん」
勇太「だろ？」
口ではそんな風に言いながらも照れたように目線を逸らす勇太
……耳まで赤くて、何か可愛い
玄樹「もう、いちゃいちゃしないで！」
突然玄樹が私と勇太の間に座った
……可愛い、割と本気で
勇太「なに、玄樹嫉妬しちゃった？」
玄樹「してないし！」
このやり取りが最早カップルだよね
玄樹に女子力勝てないわ……
勇太が玄樹に何か耳打ちしている
…と、思ったら玄樹が突然勇太のことを睨みつけた
……え、何で？
さっきまでカップルごっこしてたのに
A「え、何この状況、どうしたの？」
勇太「えー、Aが可愛いなーって」
A「…勇太意味わかんない」
本当に何考えてんだ、こいつ……
勇太「Aは気にしないで、俺のことだけ考えてればいいんだよ」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 124人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ジャニーズlove(プロフ) - あ、12.5話読む前にコメントしちゃいました…！！顕嵐落ち希望です！！ (2017年11月24日 3時) (
レス) id: 71c2eb87b4 (このIDを非表示/違反報告)
ジャニーズlove(プロフ) - できればでいいですが顕嵐落ちがいいです…!!!! (2017年11月24日 3時) (レス) id: 71c2eb87b4 (このIDを非表示/違反報告)
かれん - 小説とっても面白かったです！これからも頑張ってください！応援しています。更新頑張ってください (2016年9月20日 16時) (レス) id: 24cd997fee (このIDを非表示/違反報告)
renaupearl(プロフ) - 私も安井くんとくっついて欲しいです！安井くん大好きなので！ (2016年8月15日 22時) (レス) id: 1cd1fddd86 (このIDを非表示/違反報告)
renaupearl(プロフ) - 初めまして！ (2016年8月15日 22時) (レス) id: 1cd1fddd86 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：綺羅 | 作成日時：2016年7月1日 22時
