Jr.連続殺人事件 ~恐怖の旅客船~

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謙太郎さいど

目の前の光景に驚きを隠せなかった。

将吾「っ…うっ、…！」


その時。






突然、将吾が倒れた。

大我「将吾っ、おいっ、」

揺さぶっても反応しない。

謙太郎「大我！将吾をお願いっ、」


将吾の事を大我に頼み、
俺は颯の方へ駆け寄った。

颯「安井っ、くん、？」


奇跡的にまだ意識はあった。

俺は颯を抱きかかえ救護室まで
向かった。

謙太郎「大丈夫か、颯、」

颯「犯人、いた…、そいつに…、」


顔を歪めながらたどたどしく話す颯。

謙太郎「犯人っ…！？、誰だったの！？」

颯「…っ…ぁ、」

謙太郎「…え？」

颯「2人っ、掛かりで、っ、」

謙太郎「颯っ、颯っ！」

颯の身体がビクッ、と跳ねて
その瞬間に顔を歪ませ、
意識を途絶えてしまった。



謙太郎「颯っ！死ぬなっ！」

大声を出しても無反応。


やっとの思いで救護室につき、
処置をしてもらった。









だけど、

間に合わなかった。





刺殺による出血大量で、
意識があったのが奇跡だったらしい。




大我「安井、将吾は大丈夫だったって。

体調不良とショックで失神しちゃっただけだって。」

謙太郎「…そっか、」

大我「？」

謙太郎「な、ペンと紙ある？」

大我「あ、あぁ。ほら。」

謙太郎「ありがとう。」



俺はあることをした。




謙太郎「…？」


そして、紙とペンを一旦救護室の机に置き
また、廊下へ出て観葉植物のところにいった。



___________







謙太郎「…わかった。」







すべてが解き明かされた。

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