お昼 ページ7
「今日のお昼、中華行かない？」
「えー、先週行ったばっかじゃん」
「ダメダメ、もう口の中ゴマ油だもん。Aもいいよね！？」
「んー。杏仁豆腐食べたいし、いいよー」
「じゃ、中華で決まりね！」
同期２人と一緒に会社を出て辿り着いたのは、例の麻婆丼が有名な中華料理屋さん
ランチセットにすると、デザートに杏仁豆腐がついてくる
ご飯にハズレがないのも魅力だけど、それよりも杏仁豆腐がお気に入りなんだよね〜
それに、同期は２人とも杏仁の匂いがダメみたいで毎回私が３つ食べることに…ふふふ
ホクホク顔で店に入ると、テーブルには見知った顔があった
「あ、」
「どうした？」
「ううん。お腹すいたねー！」
しうみんさんだ
会社の人と来てるみたい
声を掛けようか一瞬悩んだけど、話すことないし
それにしうみんさんは私に気付いてないみたいだからやめておいた
いつものように注文をして同期とお喋りしながら運ばれてくるのを待つ
「お待たせしました〜」と運ばれてきたトレーには、お目当ての物がなかった
「え、杏仁豆腐ないんですか！？」
「今日はもうなくなっちゃったんです。お姉さんいつも楽しみにしてくれてるでしょ？ごめんなさいねぇ」
「あ、いえ…」
私の杏仁豆腐好きがお店の人にもバレていたなんて…！
同期たちにクスクス笑われて恥ずかしいー！
「そんな落ち込まないでよ、コレあげるから！」
「私もあげる。本当は結構好きなんだけど、Aのためだから」
「いりません！」
変わりに置かれていた乳酸菌飲料の上に自分たちのを積み上げてきた
私がテーブルを揺らしたせいで不安定に揺れる乳酸菌タワー
「うぉっ！危な！」
そこに手が伸びてきて、あっと言う間に崩された乳酸菌タワー
その１つが彼のポケットに旅立っていった
同期と一緒にそれをポカンと見上げる
「交換ね？」
トレーの端に杏仁豆腐の器をねじ込ませて、しうみんさんはレジに向かっていった
同期たちは興奮気味にしうみんさんと私を交互に見てる
「誰！知り合い？」
「知り合いって言うか、弟の会社の人…」
「あのイケメン弟！？イケメンにはイケメンが集うという、アレか！」
「行動もイケメンとは…」
言いながら同期が持ち上げた器の下に、しうみんさんの名刺が挟まれていた
それを手に取りしうみんさんに目線をやれば、あちらはあちらで一緒に来ていた人につつかれていた
連絡した方がいいのかな…合コンしろと煩い同期のためにも…？
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josp(プロフ) - wakaさん» そうなんです、あっさり終わってしまいました(T_T)もう続きはないので、ごめんなさい！読んでくれてありがとうございました。 (2016年2月10日 0時) (
レス) id: 61fc7b9123 (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - えっ！あっという間におわた！つづきは？？続きプリーズ！！ (2016年2月9日 23時) (レス) id: 2c21ad0cad (このIDを非表示/違反報告)
josp(プロフ) - かのかさん» 実は追い込み漁してたしうみんさんでした。好いてくれてありがとうございましたでした(つД`) (2016年2月4日 17時) (レス) id: 61fc7b9123 (このIDを非表示/違反報告)
かのか(プロフ) - うーーわ！回りからせめてのいきなり誕生日入籍？凄い！しうちゃん!!!えー、でも残念。ここのしうちゃん好きだったの〜！又次回作楽しみにしてます〜！ (2016年2月4日 12時) (レス) id: 171b30f749 (このIDを非表示/違反報告)
josp(プロフ) - 私さん» 忘れもしないガトーショコラの悲劇（笑）やっと終わりました！今度は書き溜めてからにしようと思えた作品でした…。 (2016年2月1日 19時) (レス) id: 61fc7b9123 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：josp | 作成日時：2015年4月2日 0時
