会社まで ページ6
会社まではかなり距離がある
何か無理やりにでも話さなきゃ時間が持たない！
なんて、家から出る時に考えて焦っていたけど、不安に思うことは何もなかった
今日のしうみんさんは饒舌だ
「毎日こんな距離通うの大変じゃないですか？」
「そうなんですよ。しうみんさんも会社まで遠くないですか？すほと同じ所ですよね？」
「あ、僕は支店が違うので。Aさんの会社と近いです」
「だからそこに住んでるんですねー」
「家と会社が近すぎるんで、それも考え物ですけど」
「私も家を出て会社の近くに部屋借りようかと思ってるんですよ」
「だったらあの辺は治安もいいし、女性の１人暮らしにもオススメですよ」
しうみんさんはそこに住み始めて長いらしく、どこのスーパーが安いとかご近所情報をたくさん教えてくれた
特にご飯屋さんの情報は会社の近くとあってありがたい
「あー！そこ知ってます！麻婆丼が有名の！」
「やっぱり知ってましたか！昼に何食べようか迷ったらついつい行っちゃうんですよね」
「私も同僚とよくランチ行きますよ。知らない間に擦れ違ってそうですね、私たち」
「そうだね」
そのまま話が途切れることもなく、私たちは目的地に着いた
家まで送ると言ったけど、私の会社まででいいと言われてそれに従う
「あの茶色い建物が僕の会社。んで裏手に家」
「近っ！本当にすぐそこなんですね」
「送ってくれてありがとう。じゃ、また。仕事頑張ってね」
「はい。また」
次があるかなんて知らないけど、しうみんさんが「また」って言うから私も真似した
会社のガラス戸から見たしうみんさんの後ろ姿
跳ねるように走っていく様が小動物のようだった
誰もいないオフィスでちゃっちゃと仕事を済ませて家に帰れば、ぼさっとしたすほが出迎えてくれた
あらまぁ、外では絶対に見せられない顔だわ…
「休みだからって気を抜きすぎじゃない？」
「やー、飲みすぎちゃって…。それはそうと！しうみん兄、どうだった？」
「あ！そうよ！すほ、しうみんさんの事放置しすぎ！先輩なんでしょ！」
「しうみん兄はいいの何しても許してくれるから。で、どう？」
「どうって？」
意味が分からないから聞いているのに、すほの下唇が突き出る
あ、拗ねた
「前に紹介するって言った」
「え？」
「むぅ」
「あー、うん。いい人ね。まだわかんないけど」
適当に返した答えだけど、間違ってはいない
Aちゃんと合うと思うんだよね！と、爆発した髪が揺れた
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josp(プロフ) - wakaさん» そうなんです、あっさり終わってしまいました(T_T)もう続きはないので、ごめんなさい！読んでくれてありがとうございました。 (2016年2月10日 0時) (
レス) id: 61fc7b9123 (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - えっ！あっという間におわた！つづきは？？続きプリーズ！！ (2016年2月9日 23時) (レス) id: 2c21ad0cad (このIDを非表示/違反報告)
josp(プロフ) - かのかさん» 実は追い込み漁してたしうみんさんでした。好いてくれてありがとうございましたでした(つД`) (2016年2月4日 17時) (レス) id: 61fc7b9123 (このIDを非表示/違反報告)
かのか(プロフ) - うーーわ！回りからせめてのいきなり誕生日入籍？凄い！しうちゃん!!!えー、でも残念。ここのしうちゃん好きだったの〜！又次回作楽しみにしてます〜！ (2016年2月4日 12時) (レス) id: 171b30f749 (このIDを非表示/違反報告)
josp(プロフ) - 私さん» 忘れもしないガトーショコラの悲劇（笑）やっと終わりました！今度は書き溜めてからにしようと思えた作品でした…。 (2016年2月1日 19時) (レス) id: 61fc7b9123 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：josp | 作成日時：2015年4月2日 0時
