ナイショ ページ45
いよいよデート当日
プレゼントされたワンピースに身を包んだ私と、私が見立てたジャケットを羽織ったしうみんさん
「どこ行くんですか？」
「ナイショ」
「えー…不安」
「全部俺に任せておけばいいの」
ご機嫌な様子で運転するしうみんさんは、頑なに口を開かない
諦めてシートに深く座りなおすと、カバンの中で震える携帯
「あ、すほちゃんからだ」
「ダメ！」
「え？」
しうみんさんが叫んだ時にはもう通話ボタン押してしまった後で
耳から離したところからすほちゃんの大きな声が聞こえてくる
「Aちゃんいつ帰ってくるの？準備があるからさぁ！」
しうみんさんが、ため息を吐きながら「すほのヤロウ…」と頭を抱えた
もしかして、実家に向かってる感じだったり？
「えと、」
「はぁ…１４時くらいに行くって言っておいて」
すほちゃんに伝えて電話を切る
小さな声だったけど、「計画丸つぶれじゃねーか」ってしうみんさんが呟くのが聞こえた
途端に重くなる空気…
「なんかすみません…」
「はっ、ううん！なんでAちゃんが謝るかなー」
「しうみんさん怒ってる…」
「怒ってないよ？ちょっと考え事！さ、美味しいご飯を食べに行ってからAちゃんの実家に行くからね」
ニコって私に向ける顔は、うん、怒っては…なさそう？
きっと、私の誕生日パーティーするんだろうな
今年は当日に家族でお祝いできなかったから、すほちゃんがしうみんさんに「内緒で連れてきて」とか頼んでたとみた！
自分からサプライズ仕掛けておいて、自分でばらしちゃうの、すごくすほちゃんらしい
「ふふっ」
「おわっ！急に笑ってどうした？」
「いえ、なんでも。楽しみだなって思って！」
「そっかそっか、Aちゃんの思い出に残るような最高の日になるように、俺も頑張んなきゃな！」
「あ…はい、よろしくお願いします…」
「ははは、今度は小さくなるの？」
しうみんさんのとびっきりの笑顔にまんまとやられた私
恥ずかしくなって俯くと、「かーわいい」って言葉が降ってきた
「…ふぅ、熱くなってきた」
「今日天気いいもんなー。窓、開ける？」
そうじゃないんだけどな？
しうみんさんって狙ってるんだか天然なんだか
思い出に残る、って…もしや、今日何か言われちゃったりするのかな！
私たちの関係が一歩進んじゃう記念すべき日になるのかな…！
「到着しましたー」
「わぁ…！」
「いいでしょ？会社の女の子にリサーチしたからね」
天然…
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josp(プロフ) - wakaさん» そうなんです、あっさり終わってしまいました(T_T)もう続きはないので、ごめんなさい！読んでくれてありがとうございました。 (2016年2月10日 0時) (
レス) id: 61fc7b9123 (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - えっ！あっという間におわた！つづきは？？続きプリーズ！！ (2016年2月9日 23時) (レス) id: 2c21ad0cad (このIDを非表示/違反報告)
josp(プロフ) - かのかさん» 実は追い込み漁してたしうみんさんでした。好いてくれてありがとうございましたでした(つД`) (2016年2月4日 17時) (レス) id: 61fc7b9123 (このIDを非表示/違反報告)
かのか(プロフ) - うーーわ！回りからせめてのいきなり誕生日入籍？凄い！しうちゃん!!!えー、でも残念。ここのしうちゃん好きだったの〜！又次回作楽しみにしてます〜！ (2016年2月4日 12時) (レス) id: 171b30f749 (このIDを非表示/違反報告)
josp(プロフ) - 私さん» 忘れもしないガトーショコラの悲劇（笑）やっと終わりました！今度は書き溜めてからにしようと思えた作品でした…。 (2016年2月1日 19時) (レス) id: 61fc7b9123 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：josp | 作成日時：2015年4月2日 0時
