期待するわ ページ43
「…辛そうだな、どした？」
胃をさすりながら机に突っ伏す私
皆さんご存知のとおり、ただの胃もたれだよ！
昨夜の出来事を軽く説明すると、ドヒがニヤニヤ
「デートとか言うしさ…期待しちゃうな…」
「やっぱA、しうみん氏のこと好きなんじゃんー！大丈夫、来週にはきっとお肌ツヤッツヤになってるから」
「ひー！やめてよー！」
自分の気持ちだからわかってたけどさ、聞かれると照れ隠しで否定したくなるから〜
でももう隠しきれなかった…キャパオーバーだ
ドヒに揶揄われていると、リギョンから深ーいため息が
「いいなぁAはさぁ！」
がばっと顔をあげて詰め寄られる私
ドヒが引っ張ってリギョンを離してくれる
「私も彼氏欲しい！えーん」
「よしよし」
わざとらしく泣き真似をするリギョンをドヒが抱きしめる
あーあ、またコントが始まったよ…
「大丈夫、近いうち出会いがある！」
「そうだよね、そうだよね！Aがいい人運んできてくれるよね？」
「そうそう、Aだけ彼氏できてわーい、なんて…きっと優しいAちゃんだからしうみん氏のオトモダチ、私たちに紹介してくれるって！」
期待に満ちた目を向けられても…
＊＊＊＊＊
「A−、下にしうみん氏来てるって、リギョンが」
「え、もしかしてA先輩の旦那様ですか！？」
仕事を終えて片付けていると、ドヒが周りに聞こえるくらいの声で叫んだ
聞きつけた後輩が窓際に詰め寄る
リギョンよ、何故私に連絡しない…
「わぁ〜！あの人が！」
「あはは〜、じゃ、お先に…」
急いで駆けつけると、しうみんさんが私に気付いて小さく手を振った
「どうしてっ」
「や、ちょうど時間が合ったから。ダメだった？」
「ダメじゃないけど…」
上を見れば、まだ窓に張り付いて私たちを見ている後輩
シッシッと手を振って、しうみんさんの背中を押す
「早く帰りましょう、見られてます！」
「ん？」
建物を見上げるしうみんさんに、窓際が色めき立っている
余計な事言わなければよかった…！
「婚約者説が余計に…」
「まぁまぁ。あ、週末のデートの約束忘れないでね？」
「っはい！」
デート…やっぱりデートなんだ
今から緊張してきちゃって、会話を必死に探す
「…あ、しうみんさんの誕生日は？」
「３月２６日」
「お祝いしなくちゃですね〜」
「俺、誕生日にAちゃんが欲しいな？」
「ま、たまた…ご冗談を…」
「ははははは」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1102人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「K-POP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
josp(プロフ) - wakaさん» そうなんです、あっさり終わってしまいました(T_T)もう続きはないので、ごめんなさい！読んでくれてありがとうございました。 (2016年2月10日 0時) (
レス) id: 61fc7b9123 (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - えっ！あっという間におわた！つづきは？？続きプリーズ！！ (2016年2月9日 23時) (レス) id: 2c21ad0cad (このIDを非表示/違反報告)
josp(プロフ) - かのかさん» 実は追い込み漁してたしうみんさんでした。好いてくれてありがとうございましたでした(つД`) (2016年2月4日 17時) (レス) id: 61fc7b9123 (このIDを非表示/違反報告)
かのか(プロフ) - うーーわ！回りからせめてのいきなり誕生日入籍？凄い！しうちゃん!!!えー、でも残念。ここのしうちゃん好きだったの〜！又次回作楽しみにしてます〜！ (2016年2月4日 12時) (レス) id: 171b30f749 (このIDを非表示/違反報告)
josp(プロフ) - 私さん» 忘れもしないガトーショコラの悲劇（笑）やっと終わりました！今度は書き溜めてからにしようと思えた作品でした…。 (2016年2月1日 19時) (レス) id: 61fc7b9123 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：josp | 作成日時：2015年4月2日 0時
