休日 ページ5
休日出勤だから、いつもより少しだけ力を抜いた服を着てダイニングに行くと、母としうみんさんだけが居た
思わぬ人物との遭遇に固まる
…はっ、私すっぴんだ！
「Aおはよう。そんな所に突っ立ってないでしうみんさんに挨拶くらいしたらどうなの？」
「おおおおはようございます…」
「おはようございます」
にこりともしずに小さく頭を下げたしうみんさんの横を通り過ぎ、慌てて洗面台へ
手早くかつ丁寧に顔を仕上げて再びダイニングに戻れば、しうみんさんの横の席に用意された私の朝食
そして、しうみんさんの前にも同じメニューが並んでいて、彼はすでに食べ始めている
「お母さん、料理お上手ですね。僕、１人暮らしだからこれが毎日食べられるすほ君が羨ましいです」
「ふふ、ありがとう。あ、Aも座って食べないと。そろそろ出る時間でしょ？」
「う、ん」
しうみんさんの隣に並ぶ椅子を引きながらちらり横を確認するけど、しうみんさんは食べることに夢中でこちらを気にする様子はなかった
私が座ると目の前に母が座る
母はしうみんさんを気に入った様子で、あれこれ質問している
「あら。だったらAに送ってもらうといいわ。A今日は車でしょ？」
「うん。しうみんさん、良かったら乗っていってください」
私は参加していない会話だけど、同じ空間にいるのだからすべて耳に入ってくる
用事が出来たから早く帰らなきゃいけないらしくて、しうみんさんの住んでいる所を聞けば偶然にも私の会社の近くだった
「助かります。お世話になります」
丁寧にお箸を置き、膝に手をつき頭を下げるしうみんさん
やっと目が合ったしうみんさんは、昨日の夜のような照れ笑いを浮かべていた
「これ、持っていって？またいらしてくださいね」
「わぁ、ありがとうございます！頂きます！」
「じゃあA、安全運転でね。いってらっしゃい〜」
「いってきます！お邪魔しました！」
母のお見送りは私に対してのいってらっしゃいだと思うんだけど…
今日は助手席に乗ったしうみんさんが元気に挨拶を返して車は出発した
さて、ここからの時間は昨日より長い…
何か、何か会話を見つけなければまたまた気まずいドライブの再来だ
「あ、シート動かして構いませんので楽にしてくださいね」
「ありがとうございます。昨日と今日とAさんに迷惑かけっぱなしですよね」
しうみんさんの凛々しい目と眉が下がる
表情豊かに話す人だなぁ…昨日の飲み会が嘘みたい
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josp(プロフ) - wakaさん» そうなんです、あっさり終わってしまいました(T_T)もう続きはないので、ごめんなさい！読んでくれてありがとうございました。 (2016年2月10日 0時) (
レス) id: 61fc7b9123 (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - えっ！あっという間におわた！つづきは？？続きプリーズ！！ (2016年2月9日 23時) (レス) id: 2c21ad0cad (このIDを非表示/違反報告)
josp(プロフ) - かのかさん» 実は追い込み漁してたしうみんさんでした。好いてくれてありがとうございましたでした(つД`) (2016年2月4日 17時) (レス) id: 61fc7b9123 (このIDを非表示/違反報告)
かのか(プロフ) - うーーわ！回りからせめてのいきなり誕生日入籍？凄い！しうちゃん!!!えー、でも残念。ここのしうちゃん好きだったの〜！又次回作楽しみにしてます〜！ (2016年2月4日 12時) (レス) id: 171b30f749 (このIDを非表示/違反報告)
josp(プロフ) - 私さん» 忘れもしないガトーショコラの悲劇（笑）やっと終わりました！今度は書き溜めてからにしようと思えた作品でした…。 (2016年2月1日 19時) (レス) id: 61fc7b9123 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：josp | 作成日時：2015年4月2日 0時
