デート？ ページ40
テーブルに飾られた花を嬉しそうに見ているしうみんさん
私の気も知らないで…
「なんで笑ってるの！？」
「こう、家に花があるのっていいなって。そう思わない？」
「そりゃ、花は素敵ですけど…私、婚約してる事になって困ってるのに…」
「何を困るの？会社に好きな人でもいるの？」
「いません！けど、それは、事実じゃないから困る…というか…」
「辞めさせられる、とかじゃないんでしょ？ならいいんじゃないそのままでも。それに、いずれはAちゃんだってそれが本当になる日がくるんだし。ね？」
しうみんさんに言いくるめられた感があるけど、考えてみればそんなに困るものでもないような気がしてきた
花を見れば大きなメッセージカードが目に付く
それをそっと引き抜いてゴミ箱に捨てたのに、しうみんさんは拾って元に戻した
…ま、いっか
「出掛けない？一緒に買い物行こうよ」
しうみんさんに突然誘われて、二つ返事で了承した
勝手にスーパーでも行くのかな？なんて考えていたらやってきたのはデパートで
何か見たいものある？って聞かれたけど、特に欲しいものもなかった私はしうみんさんにお供するだけにした
色んなジャケットを試着するしうみんさんに横から感想を言うだけでも、それがすごく楽しかった
久しぶりだな、こういうの
デートみたい…
「いいもの見つかって良かったですね」
「うん、ありがとう。Aちゃんはいいの？」
「私は、大丈夫、うん」
「せっかくだから見て回ろうよ。俺、女の子の服とか見てみたい」
「え？今までないんですか？」
驚いた私にしうみんさんはムッとして私を軽く睨む仕草をする
最近は彼のこういった視線にも慣れてきた
本気で怒ってるわけじゃなくて、ただ切れ長の目がちょっぴり鋭いだけ
「ないけど？」
「えー、意外です。彼女の買い物とか嫌な顔しないで付き合ってあげそうなのに。似合うから買ってあげる〜とか、したことないですか？」
「ないね。へぇ、Aちゃんからしたらそんなイメージなんだ」
話している間に好きなブランドショップの前に来ていた
何も言っていないのに、しうみんさんが立ち止まる
「あ！ここAちゃんっぽい。入ってみる？」
「はいっ」
一緒に見ていたのに、しうみんさんは一人で色々見ながらだんだん離れていった
店員に捕まって焦っているのか、挙動不審になっているのを見て隠れて笑った
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josp(プロフ) - wakaさん» そうなんです、あっさり終わってしまいました(T_T)もう続きはないので、ごめんなさい！読んでくれてありがとうございました。 (2016年2月10日 0時) (
レス) id: 61fc7b9123 (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - えっ！あっという間におわた！つづきは？？続きプリーズ！！ (2016年2月9日 23時) (レス) id: 2c21ad0cad (このIDを非表示/違反報告)
josp(プロフ) - かのかさん» 実は追い込み漁してたしうみんさんでした。好いてくれてありがとうございましたでした(つД`) (2016年2月4日 17時) (レス) id: 61fc7b9123 (このIDを非表示/違反報告)
かのか(プロフ) - うーーわ！回りからせめてのいきなり誕生日入籍？凄い！しうちゃん!!!えー、でも残念。ここのしうちゃん好きだったの〜！又次回作楽しみにしてます〜！ (2016年2月4日 12時) (レス) id: 171b30f749 (このIDを非表示/違反報告)
josp(プロフ) - 私さん» 忘れもしないガトーショコラの悲劇（笑）やっと終わりました！今度は書き溜めてからにしようと思えた作品でした…。 (2016年2月1日 19時) (レス) id: 61fc7b9123 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：josp | 作成日時：2015年4月2日 0時
