花束 ページ39
「え、何これ！」
帰ってきてすぐに気付いたしうみんさんが驚いた声をあげた
めちゃ主張してますからね！
気付かなかったら逆にこっちがビックリだよ！
テーブルの上に置かれた大きい花束には、これまた大きくメッセージカードが付いている
『ご婚約おめでとうございます』
仕事終わりに可愛がっている後輩たちに呼び止められた
たまに相談にのったりしているから、今日もそれかな？なんて気楽にしていたら…
「A先輩！おめでとうございます！」
「結婚はいつ頃なんですか？その時にまた本格的にお祝いさせていただきますね！」
あれから婚約云々を誰にも聞かれることもなかったし、部長に間違いを訂正しなかった私が悪い
こんなの準備されているなんて全然知らなかった…
「あ…、ありがとう。まだ、ね、何も決まってない、というか」
詳しくは、結婚の予定すら決まっていませんよ…
えぇ、相手もございませんしね…
大事になりすぎてしまった以上、今更婚約していないとは言えなくなってしまった
「お相手、どんな方なんですか？」
「…普通？」
「普通ってなんですかー！もう、A先輩ったらいつもちょっと抜けてるんだから！」
「でも、こういうところが可愛いんでしょうねぇ？」
私、抜けてるって思われてたんだ
後輩の何気なく口走っただろう言葉にショックを隠せないでいると、後ろからリギョンが肩を組んできた
「みんなの大好きなA先輩はいついなくなっちゃうかわかんないんだから、君たちも頼ってばっかりいないでしっかりしなさーい」
「はぁい」
受け取らないわけにはいけないから花束は有難く頂いて後輩たちと別れた
リギョンを引っ張って人気のない所へ連れ出す
「コレ知ってたでしょ！？なんで誤解解いてくれなかったのよー！」
「ちゃんと止めようとしたんだけど、彼女たち盛り上がってたから〜。若いって怖いわ…」
「他人事だと思って」
「違うよぉ私はAに幸せになってほしいだけ！ほら、これ持って帰ったらしうみんさんの気持ちもわかるかもだし！」
リギョン達には今回の話の成り行きを相談していた
２人には、しうみんさんがべっきょんさんに何かを言ったはずだから確かめろって言われてたけど、どう話を切り出したらいいのかわからなくて…
チャンスだから頑張れ！ってリギョンに励まされて帰ってきた
「会社で婚約したって事になっちゃってるんです、私」
「そっか」
眉を少し上げたしうみんさん
…それだけ！？
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josp(プロフ) - wakaさん» そうなんです、あっさり終わってしまいました(T_T)もう続きはないので、ごめんなさい！読んでくれてありがとうございました。 (2016年2月10日 0時) (
レス) id: 61fc7b9123 (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - えっ！あっという間におわた！つづきは？？続きプリーズ！！ (2016年2月9日 23時) (レス) id: 2c21ad0cad (このIDを非表示/違反報告)
josp(プロフ) - かのかさん» 実は追い込み漁してたしうみんさんでした。好いてくれてありがとうございましたでした(つД`) (2016年2月4日 17時) (レス) id: 61fc7b9123 (このIDを非表示/違反報告)
かのか(プロフ) - うーーわ！回りからせめてのいきなり誕生日入籍？凄い！しうちゃん!!!えー、でも残念。ここのしうちゃん好きだったの〜！又次回作楽しみにしてます〜！ (2016年2月4日 12時) (レス) id: 171b30f749 (このIDを非表示/違反報告)
josp(プロフ) - 私さん» 忘れもしないガトーショコラの悲劇（笑）やっと終わりました！今度は書き溜めてからにしようと思えた作品でした…。 (2016年2月1日 19時) (レス) id: 61fc7b9123 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：josp | 作成日時：2015年4月2日 0時
