やっぱり苦手 ページ36
「お疲れさまでした」
「Aさんこそ。巻き込んでごめんね？」
やっぱり、この人って…
可愛い顔を作って謝れば、許してもらえるってわかってるんだろうなぁ
やだな
「Aさんと話してみたかったから誘ったのに。部長もうちょっと空気読んでくんねーかなって思ってた。へへ」
こんな事言われたら、ドヒとリギョンの入れ知恵もあって意識しちゃうのは仕方ない
苦手な人でも、ちょっとは嬉しくなる
ちょっとだけね
「ってことで、もう少し時間いい？」
「あ…えっと、」
「帰りたい感じ？いいよいいよ、無理強いはしないから！また今度で、ね」
「はい、すみません…」
「家はどっち方面？駅まで送らせてくれるだけでもいいから」
「駅使わないです。近くなんで歩きだから」
「じゃあ家の近くまで！どっち？あっち？こっち？」
全然１人で歩いて帰れるんだけど…てか、１人で帰りたい…
でも引きそうにないべっきょんさんが正直面倒で、「こっちです」と指さした
「Aさん実家暮らし？」
「いえ」
「まじ？俺も一人暮らしでさー、ごはんとか困らない？」
「いえ」
「あーなるほどね！Aさん料理とかすげぇしそう！俺はー、全然ダメ！誰かやってくれる人いないかなって」
「いないんですか？そういう人」
「いるように見える！？」
「はい」
「いたらAさんに声かけないよね。うわー、そんな人に見えるのか、ショックー」
よく動く口だな…
ますます苦手になった気がする
アパート近くのコンビニが見えてきたから、べっきょんさんにそこまででいいと伝えた
「ありがとうございました」
「あのさ、渡した名刺に電話、書いてあるから気が向いたら、」
「何やってんの？」
コンビニの前で立ち止まっていたら、中から出てきたのはラフな格好のしうみんさん
本をぶら下げて睨みつけるように立っている
「うそ、しう兄！？うわー、偶然！」
「何でべくと？」
しうみんさんに駆け寄ったべっきょんさんに私が驚く
べっきょんさんは、自分じゃなく私に声をかけたしうみんさんに驚いている
「え、知り合いなの？」
「一緒に暮らしてる」
「え！？まじ！？しう兄のだったら手、出せるわけないじゃん〜。くそー」
べっきょんさんの言い方にムッとする
手を出す、とか…
「Aに汚い言葉かけんな」
しうみんさんは私の腕を掴むとさっさと歩き出した
必死に着いていきながら振り返ると、ばつが悪そうに頭をかくべっきょんさんが見えた
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josp(プロフ) - wakaさん» そうなんです、あっさり終わってしまいました(T_T)もう続きはないので、ごめんなさい！読んでくれてありがとうございました。 (2016年2月10日 0時) (
レス) id: 61fc7b9123 (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - えっ！あっという間におわた！つづきは？？続きプリーズ！！ (2016年2月9日 23時) (レス) id: 2c21ad0cad (このIDを非表示/違反報告)
josp(プロフ) - かのかさん» 実は追い込み漁してたしうみんさんでした。好いてくれてありがとうございましたでした(つД`) (2016年2月4日 17時) (レス) id: 61fc7b9123 (このIDを非表示/違反報告)
かのか(プロフ) - うーーわ！回りからせめてのいきなり誕生日入籍？凄い！しうちゃん!!!えー、でも残念。ここのしうちゃん好きだったの〜！又次回作楽しみにしてます〜！ (2016年2月4日 12時) (レス) id: 171b30f749 (このIDを非表示/違反報告)
josp(プロフ) - 私さん» 忘れもしないガトーショコラの悲劇（笑）やっと終わりました！今度は書き溜めてからにしようと思えた作品でした…。 (2016年2月1日 19時) (レス) id: 61fc7b9123 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：josp | 作成日時：2015年4月2日 0時
