あれっ？ ページ4
「あれっ？あれっ？」
「もう、何やってんの。貸して」
助手席でシートベルトが出来なくてもたつくすほを手伝いながら、後ろのしうみんさんを横目で確認する
下を向いて手をモゾモゾ動かしているだけで、目は合わなかった
手、意外に小さいな…
「それでは安全運転でお願いしまーす！」
「はいはい」
ご機嫌なすほは車が動き出してすぐに眠りの世界へ…
あと５分も走らせたら家なんだけどなぁ
すほの寝息が聞こえるだけの車内
しうみんさんは何も喋らないし、私も何も話す事ないし
バックミラー越しに見てもしうみんさんは終始俯いたままで、家までがすっごく遠く感じた
「すーほ、起きて」
「んぅ…家？」
眠っているすほを揺り動かすと、すぐに起きてさっさと家に入っていった
おーい、しうみんさんもいるんだぞ？
ったく、しょうがないなぁ
「すみません、あの子酔っ…ん？」
振り返ると、しうみんさんからも小さな小さな寝息が聞こえてくる
えー、嘘ぉ！
私が起こす…しかないもんね
「し、しうみんさーん。着きましたよー」
声をかけても起きなくて、後部座席に手を伸ばして膝をつつくも反応はなし
…仕方ない
車から降りてしうみんさんが寄りかかっていない方のドアを開ける
半身を乗り込むようにして、しうみんさんの肩を揺らした
「…？」
目は開けてくれたけど、焦点の定まらない目でじっと見てくる
「…ん」
ふいに私に伸ばされた手
…引っ張れと？私に引っ張れと？
戸惑いながらもしうみんさんの手をそっと握る
すると、しうみんさんの目がぐわっと開いた
「…はっ！ごめんすほかと思ってた！」
「い、いえ」
「はーびっくりした！すほかと思ったらAさんだもん！」
急に早口で喋りだしたしうみんさんに私はポカーン
こんなに喋る人だったんだ…
「本当ごめんね？ごめんね？」
「あらあら、しうみんさん？遠慮なさらず入って下さいな。いつもすほがお世話になっておりますぅ」
呆けている私に向かって手をアワアワと振って、照れ笑いを浮かべたしうみんさんは、玄関を開けた母に呼ばれて入っていった
「A、明日も仕事行くんでしょ？早く入って寝なさいよ」
「あ、はぁい」
母によって呼び戻された私は、のそのそと家に入った
あー、しかし、びっくりした
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josp(プロフ) - wakaさん» そうなんです、あっさり終わってしまいました(T_T)もう続きはないので、ごめんなさい！読んでくれてありがとうございました。 (2016年2月10日 0時) (
レス) id: 61fc7b9123 (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - えっ！あっという間におわた！つづきは？？続きプリーズ！！ (2016年2月9日 23時) (レス) id: 2c21ad0cad (このIDを非表示/違反報告)
josp(プロフ) - かのかさん» 実は追い込み漁してたしうみんさんでした。好いてくれてありがとうございましたでした(つД`) (2016年2月4日 17時) (レス) id: 61fc7b9123 (このIDを非表示/違反報告)
かのか(プロフ) - うーーわ！回りからせめてのいきなり誕生日入籍？凄い！しうちゃん!!!えー、でも残念。ここのしうちゃん好きだったの〜！又次回作楽しみにしてます〜！ (2016年2月4日 12時) (レス) id: 171b30f749 (このIDを非表示/違反報告)
josp(プロフ) - 私さん» 忘れもしないガトーショコラの悲劇（笑）やっと終わりました！今度は書き溜めてからにしようと思えた作品でした…。 (2016年2月1日 19時) (レス) id: 61fc7b9123 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：josp | 作成日時：2015年4月2日 0時
