きゅっ ページ30
あー訂正しとかなきゃ！
ぐだぐだと盛り上がっている２人に背を向ける
『いつものメンバーでご飯食べてるから、もう少ししたら帰ります。さっきのはリギョンがふざけて送っただけなので忘れてください…』
『りょーかい』
返ってきた短いメッセージに胸を撫で下ろす
「リギョンもこんなだし、今日はお開きにしよっか」
「えー！もう終わり？夜はこれからだよ？」
「しうみんさんとAの夜もこれからだからさ…」
「あ、そうか！じゃあ邪魔できないね〜うふふ〜」
「もう！そんなんじゃないってば！…まぁ、遊びに来るのはまた今度ね」
リギョンを引き摺ってタクシーに乗り込んだドヒに手を振り見送ると、くるりと方向転換をして歩き出す
実家暮らしだった今までは、この時間なら駅までダッシュしてたなー
今はのんびり歩いて帰られる
火照った身体を冷ますにはちょうどいい距離
下から部屋を見ると、明かりがついている
はやる気持ちを抑えきれずに階段を駆け上る
アルコールの回った体にはハードすぎた…
バクバクとなる心臓を押さえて鞄を漁る
あ、ピンポンした方がいいのかな？
いや、それじゃ出迎えろって言ってるみたいじゃん？
鍵持ってるんだから開ければいいよね？
うん、そうしよう
走った事で高鳴る心臓が、さらに大きくなっていく気がする
なるべく音が大きくならないように、静かに鍵を開けて深呼吸
しうみんさんが帰ってきてる…
でもここは私の家でもある！
大丈夫、普通に、普通に…
言い聞かせながら、何故か泥棒のようにソロリとドアを開けた
「ただい、うわっ」
ぐっと引かれた腕
玄関に入ると温かい何かに包まれて動けなくなる
目の前にあるのはシャツのボタンと堅い胸
背中に回る腕の感触
「おかえりAちゃん！」
「って、すほちゃんかーい！」
出迎えてくれたすほちゃんの胸を思い切り押す
リギョンのメッセージを真に受けて、しうみんさんが抱き締めてきたかと思ったじゃん…！
「ちょ、可愛い弟を押し返すなんて…。ははーん、さてはしう兄じゃなくてガッカリしたね？」
ニヤニヤしているすほの肩を無言で叩き、横をすり抜け部屋に入ると
「おかえり」
「ただいま、です」
前髪をちょんまげにして、リラックスしているしうみんさんが振り返る
それを見たら安心してしまって…
「え、Aちゃん…？」
「あは、何か酔ってるのかな…？」
「ごめんね、寂しかったでしょ」
今度は本当に
しうみんさんにきゅっと抱き締められた
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josp(プロフ) - wakaさん» そうなんです、あっさり終わってしまいました(T_T)もう続きはないので、ごめんなさい！読んでくれてありがとうございました。 (2016年2月10日 0時) (
レス) id: 61fc7b9123 (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - えっ！あっという間におわた！つづきは？？続きプリーズ！！ (2016年2月9日 23時) (レス) id: 2c21ad0cad (このIDを非表示/違反報告)
josp(プロフ) - かのかさん» 実は追い込み漁してたしうみんさんでした。好いてくれてありがとうございましたでした(つД`) (2016年2月4日 17時) (レス) id: 61fc7b9123 (このIDを非表示/違反報告)
かのか(プロフ) - うーーわ！回りからせめてのいきなり誕生日入籍？凄い！しうちゃん!!!えー、でも残念。ここのしうちゃん好きだったの〜！又次回作楽しみにしてます〜！ (2016年2月4日 12時) (レス) id: 171b30f749 (このIDを非表示/違反報告)
josp(プロフ) - 私さん» 忘れもしないガトーショコラの悲劇（笑）やっと終わりました！今度は書き溜めてからにしようと思えた作品でした…。 (2016年2月1日 19時) (レス) id: 61fc7b9123 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：josp | 作成日時：2015年4月2日 0時
