レディ…ファイッ！ ページ20
「こうやってさ…」
しうみんさんがじりじり近付いてくるから私も少しずつ端に寄る
両肩を掴まれてぐるりと体をしうみんさんの方へ向けられた
この行動は身に覚えが
え、なんでなんでなんで
シチュエーションまで当てちゃうの！？
「チューってね？」
「は、」
「あははは、びっくりした？」
「そんなのビックリするに決まってるじゃないですかー！なんで知ってるんですか！？」
「え？」
「え？知ってる？って？」
「あ、何でもないです…」
あー焦った
しうみんさんが私の甘苦い恋の経験を知っているはずがないのに
まるで全部見透かされてるかのような気がして墓穴を掘るところだった
「あ、そうだ。いつにする？」
「へ？」
勝手に熱くなった顔を手で扇いで冷ますことに集中していたから変な返事をしてしまった
しうみんさんはちょっとムッとしている
もともとキリッとした目をしているからちょっと怖いんだけど…
「引っ越してくるでしょ」
「…あのー、お断りしましたよね？」
「ううん。返事はまた今度、で終わってた」
「じゃあ、お断り、」
「でもさっきAちゃんのお父さんにはご了承いただいたよ？」
はー！？
いつの間に…って、私が寝ている間か！
張本人がいないときに、話が進むのなんておかしいでしょ！
「父が許した、だと…！？」
「お父さんが家を出るの、反対してた理由聞いた？」
「聞いてないけど…」
「若い女の子の１人暮らしだと、何か事件に巻き込まれたりしたら大変でしょ？だから、俺と住めば安全で安心だって。そう言ってたよ」
Aちゃんの専属ＳＰになるから！って素敵な笑顔を向けられて、少しずつ煩くなる心臓
いや、でもでもでも！
「やっぱり、住めないですよ…」
そりゃね、あの場所だったら会社とすごく近いから便利だし
家賃も半分になるから経済的にも有利だし
本当は１人で住むのは怖いなって思ってた部分もあったし
でも、
「だってしうみんさんは男で、私は女じゃないですか…」
「うーん、それは換えられないから諦めてもらうしか」
「そうじゃなくって！あの、私たち、友達…？と言えるような仲でもないですし」
「でも俺はAちゃんのこと好きだよ」
うわーきたー！
また爆弾投下してきた！
しうみんさんはなんてことないような顔をしているけど、これ、深く考えずに言っちゃってるパターンのやつじゃない？
こっちがドキドキするだけ負けっていうか…
いや勝ち負けじゃないんだけども
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josp(プロフ) - wakaさん» そうなんです、あっさり終わってしまいました(T_T)もう続きはないので、ごめんなさい！読んでくれてありがとうございました。 (2016年2月10日 0時) (
レス) id: 61fc7b9123 (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - えっ！あっという間におわた！つづきは？？続きプリーズ！！ (2016年2月9日 23時) (レス) id: 2c21ad0cad (このIDを非表示/違反報告)
josp(プロフ) - かのかさん» 実は追い込み漁してたしうみんさんでした。好いてくれてありがとうございましたでした(つД`) (2016年2月4日 17時) (レス) id: 61fc7b9123 (このIDを非表示/違反報告)
かのか(プロフ) - うーーわ！回りからせめてのいきなり誕生日入籍？凄い！しうちゃん!!!えー、でも残念。ここのしうちゃん好きだったの〜！又次回作楽しみにしてます〜！ (2016年2月4日 12時) (レス) id: 171b30f749 (このIDを非表示/違反報告)
josp(プロフ) - 私さん» 忘れもしないガトーショコラの悲劇（笑）やっと終わりました！今度は書き溜めてからにしようと思えた作品でした…。 (2016年2月1日 19時) (レス) id: 61fc7b9123 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：josp | 作成日時：2015年4月2日 0時
