行き先は ページ18
「A、聞こえてるの？早く！」
もう、休みの日くらいゆっくり寝かせてほしいんだけど…
パジャマのままダラダラと歩いていく
お腹についた寝跡が痒くて、裾から手を突っ込んだままドアを開けた
「やだ！なんて格好してるの！」
「おいおい、A、それはいけないよー女の子なんだから」
え、なんでいるの
なんで父の横でくつろいでるの、しうみんさん
「着替えてくる！」
大慌てで身なりを整えて、静かにしうみんさんの前に座った
さっきの事なんてなかったかのように平然とした態度で…
「今更おしとやかにしたって遅いわよ」
「すまないね、しうみん君。だらしのない姿を見せてしまってお恥ずかしい」
きゃー！やめて！
蒸し返さないで忘れ去って！
「ははっ。可愛かったです」
きゃー！やめて！
しうみんさんのその恥らった笑顔が逆に心をえぐるから！
「嫌われなくてよかったなぁA。これからも娘をよろしく頼む」
「はい、お父さん」
知らぬ間に仲良くなってる２人に首をかしげる
そして、この場にすほが居ないことがとっても不自然だと思うんだけど
「すほは？」
「朝早くにゴルフに行ったみたい」
「じゃあ、しうみんさんはなんで？」
「近くまで来たからって、わざわざ挨拶にいらしたのよ」
父も母もしうみんさんを気に入っているみたいで、そこには和やかな空間が出来上がっている
私、娘なのにちょっぴり疎外感…
帰って来てすほちゃん…
「しうみん君、この後の予定は？」
「何もないです」
「だったらAとデェトしてやってくれないかな？この子は休みになると家にこもりっきりで不健康極まりない」
「ありがとうございます。では、Aさんをお借りします」
「どうぞどうぞ。なんなら返していただかなくても結構ですので。おほほほほほ」
いや、おーかーしーいー！
『○時までには返してくれるかな？大事な娘だからね』でしょそこはー！
前はそう言ってたよね？
前の人のときは…
「こっちはのんびりしていていいなぁ」
「何もないからつまらないだけですよ」
「つまんなくないよ。Aちゃんもいるしね」
ぼん、爆弾投下
そのおどけた表情からはどういう意図の発言なのか読み取れない
しうみんさんの横に乗せられて始まったドライブ
どこに向かうのか聞いても「秘密ー」って
でも私、地元だよ？
この先にあるのは広いだけが取り柄の公園だけなんだけどな…
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josp(プロフ) - wakaさん» そうなんです、あっさり終わってしまいました(T_T)もう続きはないので、ごめんなさい！読んでくれてありがとうございました。 (2016年2月10日 0時) (
レス) id: 61fc7b9123 (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - えっ！あっという間におわた！つづきは？？続きプリーズ！！ (2016年2月9日 23時) (レス) id: 2c21ad0cad (このIDを非表示/違反報告)
josp(プロフ) - かのかさん» 実は追い込み漁してたしうみんさんでした。好いてくれてありがとうございましたでした(つД`) (2016年2月4日 17時) (レス) id: 61fc7b9123 (このIDを非表示/違反報告)
かのか(プロフ) - うーーわ！回りからせめてのいきなり誕生日入籍？凄い！しうちゃん!!!えー、でも残念。ここのしうちゃん好きだったの〜！又次回作楽しみにしてます〜！ (2016年2月4日 12時) (レス) id: 171b30f749 (このIDを非表示/違反報告)
josp(プロフ) - 私さん» 忘れもしないガトーショコラの悲劇（笑）やっと終わりました！今度は書き溜めてからにしようと思えた作品でした…。 (2016年2月1日 19時) (レス) id: 61fc7b9123 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：josp | 作成日時：2015年4月2日 0時
