しうみんと朝食を ページ14
シャワーを浴びて、借りた服を着て、しうみんさんのベッドの中「寝られるかな…」なんて考えてたのに、気付けば外は明るくなっていた
ドアの向こうから物音がする
そろりとドアを開けて少しだけ顔を出すと、爽やかに笑うしうみんさんがいた
「おはよ、Aちゃん。早いねぇ」
「おはようございます。しうみんさんこそ早いです」
「いやー俺はAちゃんの時間に合わせただけだよ。起きられるか心配だったし。でも、さすがAちゃん。あっちは起きる気配なーし」
しうみんさんの指差す方にはソファーに蹲るすほと、床にうつ伏せで大の字になってるちゃにょる
うわぁ、あの寝方は顔ひどい事になりそ…
２人の事は気にせずに準備したら？ってしうみんさんの言葉に、またシャワーを借りて身支度をする
借りたベッドを綺麗に整えて、借りた服もひとまず綺麗に畳んでおいた
メイクしたいけど…
「しうみんさーん、化粧水とかあったりします？」
再びドアから少し顔を出して聞くと、しうみんさんが部屋に近付いてくる
わわわ、見られたくないから出て行かないのに！！
でもそれを止める術もなくて、あっさりと開かれるドア
邪魔にならないよう端に寄って、気持ち俯き気味でしうみんさんを待つけど彼が動く気配がない
「くぅ〜！」
不思議な声に顔を上げれば、しうみんさんが悶えていた
…なんで？
しきりにうんうん頷きながら、何かを噛み締めている…
「あーいい。やっぱAちゃんイイ」
ん？それってどういう…
少々疑問は残るけど、無事に化粧水もゲットして事なきを得た
「ありがとうございました…」
「ん。朝ごはん、食べる？」
「いえ、行く前にコンビニででも買います」
「いいから遠慮しないで〜」
「じゃあ、お言葉に甘えて…」
何か手伝ったほうがいいかも？って思ったけど、しうみんさんに断られて大人しく座って待つ事にした
これだけ部屋を綺麗にしている人だから、下手に触られたくないかもだし…
しうみんさんの動きを目で追いかけているけど、不安しか生まれない
さっきから冷蔵庫を覗いては唸って、引き出しを開けては首を捻って、とにかく慌しい
そんなに苦労するなら別にいいのに…
「出来た！って程のものじゃないけど。どうぞ〜、ははっ」
「い、いただきます」
「うん」
どんなものが出てくるのかと思いきや、コーヒーと、レンジで温められたっぽいくったりしたデニッシュと、インスタントのカップ味噌汁
「どう？」
え、感想いるの？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1102人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「K-POP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
josp(プロフ) - wakaさん» そうなんです、あっさり終わってしまいました(T_T)もう続きはないので、ごめんなさい！読んでくれてありがとうございました。 (2016年2月10日 0時) (
レス) id: 61fc7b9123 (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - えっ！あっという間におわた！つづきは？？続きプリーズ！！ (2016年2月9日 23時) (レス) id: 2c21ad0cad (このIDを非表示/違反報告)
josp(プロフ) - かのかさん» 実は追い込み漁してたしうみんさんでした。好いてくれてありがとうございましたでした(つД`) (2016年2月4日 17時) (レス) id: 61fc7b9123 (このIDを非表示/違反報告)
かのか(プロフ) - うーーわ！回りからせめてのいきなり誕生日入籍？凄い！しうちゃん!!!えー、でも残念。ここのしうちゃん好きだったの〜！又次回作楽しみにしてます〜！ (2016年2月4日 12時) (レス) id: 171b30f749 (このIDを非表示/違反報告)
josp(プロフ) - 私さん» 忘れもしないガトーショコラの悲劇（笑）やっと終わりました！今度は書き溜めてからにしようと思えた作品でした…。 (2016年2月1日 19時) (レス) id: 61fc7b9123 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：josp | 作成日時：2015年4月2日 0時
