湿った温度 ページ13
湿った温度と浮遊感を肌に感じて目を開ける
「あ、起きちゃったか」
「えっ！やだ、待って！」
「わとと、暴れないのー」
至近距離にあるしうみんさんの顔
肩とひざ裏に回された手から逃れようと身をよじるけど、しうみんさんは私を抱えなおすと、器用に足でドアを開けた
そっと降ろされたのはベッドの上
慌てて起き上がると少し乱れていた服をササッと直した
「寝るならベッドでね」
「え！いや」
「嫌？はっ！もしかして男臭い？においがダメだった？」
「違う違う、臭くないですしうみんさんは爽やかでいい香りですむしろ私の方がシャワーもしてないし臭ってるかもしれない。…って、そうじゃなくてですね」
「そこか！シャワー浴びる？Ｔシャツとか僕のしかないけど」
「あ、ありがとうございます。でもベッドはお返しします」
「…Aちゃんって、本当すほと似てる。変なとこ頑固！」
可笑しそうに笑うしうみんさんからＴシャツとスウェットを受け取る
頑固なところがすほと似てるってやだなぁ
私がいつもすほに困らせられることなんだもん
でも、私がしうみんさんのベッドを取っちゃったら…
「しうみんさんはどこで寝るんですか？」
急に泊まる事になって迷惑をかけているのに
これも元はと言えば、すほが意見を譲らなかったからだけど！
「ん？ベッドで寝るよ？」
「え」
しうみんさんがゆっくり近付いてくる
それって、一緒に、って事？
ジリジリと壁際に寄る私を追いかけるように、しうみんさんがベッドに片手をつく
目を見開いて固まる私の肩に手を置くと、覆い被さるように体重をかけられた
え、嘘、押し倒される…！？
「待って待って！」
「よっ！と。ん？何？」
「あ、いえ。何でもないです」
手を前に突き出してガードをした私を乗り越えて、しうみんさんが手に取ったのは充電器…
私はすごすごと手を下げた
「あ、明日何時？」
「８時くらいには出ます」
「おっけ。じゃ、おやすみね」
「おやすみなさい…」
充電器を持って部屋を出るしうみんさんを目で追う
…はっ！
結局私がベッド取っちゃってるじゃない！
ちゃんと断らないと、とドアを開けると、リビングを挟んだ向かい側の部屋に入っていく後ろ姿
その奥にはたぶんベッド
あー、そういうこと
…ん？ゲストルームあるなら普通は私がそっちじゃないの？
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josp(プロフ) - wakaさん» そうなんです、あっさり終わってしまいました(T_T)もう続きはないので、ごめんなさい！読んでくれてありがとうございました。 (2016年2月10日 0時) (
レス) id: 61fc7b9123 (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - えっ！あっという間におわた！つづきは？？続きプリーズ！！ (2016年2月9日 23時) (レス) id: 2c21ad0cad (このIDを非表示/違反報告)
josp(プロフ) - かのかさん» 実は追い込み漁してたしうみんさんでした。好いてくれてありがとうございましたでした(つД`) (2016年2月4日 17時) (レス) id: 61fc7b9123 (このIDを非表示/違反報告)
かのか(プロフ) - うーーわ！回りからせめてのいきなり誕生日入籍？凄い！しうちゃん!!!えー、でも残念。ここのしうちゃん好きだったの〜！又次回作楽しみにしてます〜！ (2016年2月4日 12時) (レス) id: 171b30f749 (このIDを非表示/違反報告)
josp(プロフ) - 私さん» 忘れもしないガトーショコラの悲劇（笑）やっと終わりました！今度は書き溜めてからにしようと思えた作品でした…。 (2016年2月1日 19時) (レス) id: 61fc7b9123 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：josp | 作成日時：2015年4月2日 0時
