どきっ ページ11
えっ…どきっ
周りの皆もしうみんさんの行動にぽかーん
「はっ！まさか、しうみんさんも参戦パターン！？」
「えっえっ、Aモテキ！？」
「しう兄か…くそっ、強敵だぜー」
「…はぁ？」
騒ぎ出したお喋りがとまらねー３人組に、しうみんさんから冷ややかな視線が送られる
絶対零度の目つきにまた場が凍った
当の本人は私とちゃにょるが遮っていた向こうにあった唐揚げを箸でつまんだ
目的そっちかーい！！
皆が心の中で盛大にずっこけたような気がした
そろり、慎重に運ばれていく唐揚げ…
ぽちょん
「ああー！Aちゃんごめん…」
唐揚げにたっぷりかかっていたソースが私の飲み物の中に落下した
さっきまでの周りを凍りつかせていた目が嘘のように、しうみんさんは申し訳なさそうにしゅんとしている
どきっ
この人…気になりすぎる…
「大丈夫ですよー。それにもう帰らないと」
「じゃ、お開きにしようか」
楽しい時間はあっという間で、家が遠い私はあまりのんびりしていると終電を逃してしまう
いつもは長い通勤時間をひとり退屈に過ごすけど、今日はすほもちゃにょるもいるから退屈しなさそう
ドヒとリギョンは同じ方向で、私とは反対方面だからお店の外で見送った
「さ、帰ろう！ちゃにょる、歩ける？」
「Aさんが手を繋いでくれたら歩ける〜へへ」
「またお前は。ほら行くよ」
すほがちゃにょるの腕を掴んで強引に歩かせる
反対の手は私の手を握るんだけど…
「え？どこ行くの。駅あっちだよ」
「明日、朝一でこっちで会議なの。だから今日はしうみん兄の所に泊まるんだ」
「ちょっと待って、なら１人で帰るよ」
すほの手を離して立ち止まると、すほの下唇が突き出た
そんな拗ねられてもさ、しょうがなくない？
「だめだよ。Aちゃん１人でなんて危ないじゃん」
「何言ってるの、いつも１人だから」
「だーめ！今日はいつもより飲んでた！１人で帰らせられない！」
「そんな事言われてもお姉ちゃん困るよぉ。すほちゃーん」
「ぶっ！」
会話を黙って聞いていたしうみんさんが突然吹きだして、しうみんさんの指が私とすほの下唇を押した
「２人とも同じ顔してるから！ぷぷっ」
そうだった
ムキになった時に下唇が出るのはすほだけじゃなく、私もだった…
恥ずかしくて熱くなる頬を、しうみんさんの手がするりと撫でた
「顔も赤いし、嫌じゃなければ泊まって？」
きゅるんとした目、その行動に私はこくこく頷く事しか出来なかった
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josp(プロフ) - wakaさん» そうなんです、あっさり終わってしまいました(T_T)もう続きはないので、ごめんなさい！読んでくれてありがとうございました。 (2016年2月10日 0時) (
レス) id: 61fc7b9123 (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - えっ！あっという間におわた！つづきは？？続きプリーズ！！ (2016年2月9日 23時) (レス) id: 2c21ad0cad (このIDを非表示/違反報告)
josp(プロフ) - かのかさん» 実は追い込み漁してたしうみんさんでした。好いてくれてありがとうございましたでした(つД`) (2016年2月4日 17時) (レス) id: 61fc7b9123 (このIDを非表示/違反報告)
かのか(プロフ) - うーーわ！回りからせめてのいきなり誕生日入籍？凄い！しうちゃん!!!えー、でも残念。ここのしうちゃん好きだったの〜！又次回作楽しみにしてます〜！ (2016年2月4日 12時) (レス) id: 171b30f749 (このIDを非表示/違反報告)
josp(プロフ) - 私さん» 忘れもしないガトーショコラの悲劇（笑）やっと終わりました！今度は書き溜めてからにしようと思えた作品でした…。 (2016年2月1日 19時) (レス) id: 61fc7b9123 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：josp | 作成日時：2015年4月2日 0時
