飲んじゃ ページ2
「あ！飲んじゃダメ！」
「なんでよぅ！」
プシュッといい音を立てて開けられたアルコール缶が母に抜き取られる
遅くまで仕事をして疲れて帰ってきた娘になんたる仕打ち
「すほをね、迎えに行って欲しいのよ。お母さんすっかり忘れててお父さんと晩酌しちゃったから」
「えー。あの子、また車で行ったの？」
「お願いね、A」
すほが行く飲み屋は歩いていけなくもない家からは中途半端な距離にある
代行使って帰ってくるか、車置いてタクシーで帰って来なさいよって話
でも、すほって変なところ潔癖だから、両方嫌がるんだよね
だったら歩いて行ってくれたらいいのに
この暗い中、歩いて迎えに行かなきゃならない娘の心配より、可愛い息子が無事帰ってこられるかが心配なんだよね？
さっさとお風呂入って寝たかったのになー
明日は休日出勤しなきゃなんだからね！！
…とはいいつつも、何だかんだで可愛いすほの為！
「迎えに行くから帰る時に連絡してね」、と送ると、「もう来ていいよ。ちゃにょるが会いたいって」と返ってきた
ちゃにょるって事は、地元の集まりかな？
「了解。すぐ行く」と軽く返事をして飲み屋に向かう
「いやマジで！Aさんはすげぇ綺麗！」
「すほさんに似てるんなら綺麗なの想像つくわ」
「似てる！マジ似てる！」
小さな飲み屋の扉の前で、中からちゃにょるの聞き慣れた騒ぐ声が漏れてきた
非常に入りにくい…
まず私とすほ、似てないし
すほは母に似て綺麗な顔してるけど、私は父に似てちょっぴりイカツイというか
それに地元の集まりかと思えば、話の内容からして違うっぽい
そういえばちゃにょる、転職してすほと同じ会社入ったんだっけ…
もっと綺麗な服着てこればよかった
こんな所に突っ立っていても仕方ない
そろりと開けた扉の向こうで盛り上がる集団に近づいていった
「あ！Aさん！」
いち早く私に気付いたちゃにょるが立ち上がってこっちこっち！と手を振る
振り返ったのはやっぱり知らない顔ばかり
笑顔を貼り付けて席まで行くと、ちゃにょるが１つずれてくれて真ん中に座らされた
お隣の人に軽く頭を下げると、向こうも驚いた顔で頭を下げてくれた
「じゃーん！こちらの方がすほ兄のお姉さま、Aさんでーす」
「わー、初めましてー！美人が来たー！」
「ふーっ！いよっ！Aさぁん！」
何故かちゃにょるに紹介されて囃し立てられて恥ずかしい
みんな酔ってるから変なテンションだわ…
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josp(プロフ) - wakaさん» そうなんです、あっさり終わってしまいました(T_T)もう続きはないので、ごめんなさい！読んでくれてありがとうございました。 (2016年2月10日 0時) (
レス) id: 61fc7b9123 (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - えっ！あっという間におわた！つづきは？？続きプリーズ！！ (2016年2月9日 23時) (レス) id: 2c21ad0cad (このIDを非表示/違反報告)
josp(プロフ) - かのかさん» 実は追い込み漁してたしうみんさんでした。好いてくれてありがとうございましたでした(つД`) (2016年2月4日 17時) (レス) id: 61fc7b9123 (このIDを非表示/違反報告)
かのか(プロフ) - うーーわ！回りからせめてのいきなり誕生日入籍？凄い！しうちゃん!!!えー、でも残念。ここのしうちゃん好きだったの〜！又次回作楽しみにしてます〜！ (2016年2月4日 12時) (レス) id: 171b30f749 (このIDを非表示/違反報告)
josp(プロフ) - 私さん» 忘れもしないガトーショコラの悲劇（笑）やっと終わりました！今度は書き溜めてからにしようと思えた作品でした…。 (2016年2月1日 19時) (レス) id: 61fc7b9123 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：josp | 作成日時：2015年4月2日 0時
