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まあそれから今までで、
なんとかこんなに仲良くなった訳だけど。
「A、今日はどこ行く？」
「どこも行かない」
「冷たいね」
「付き合ってるわけでもないのに毎日毎日…」
「そうだったそうだった」
「はい、じゃあさよならー」
ヒラヒラ適当に手を振りながら
彼に背を向けて去る。
付き合ってないと分かっていながら
自然消滅の逆が起きるんじゃないかと
どこかで期待してるのかな自分。
…自然発生、みたいな。
甘いか。
最初は私の酷い勘違いかな、と思ったんだけど
明らかにちょっかいだしてくるから
もはや、好きすぎてからかってるんだ
と思うようにした。
ピコン
メッセージの届いた音がして
携帯を確認すれば
《ホァン : 今日Aの家行く》
ほら。
うちの家にも泊まったことのあるジョッシュァホァンは
彼氏、ではない。
まったく、はっきりしてほしいものだ。
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作者名：ミナ
| 作成日時：2022年6月7日 4時
