相談役と色眼鏡と変調 ページ12
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出勤前、事務所近くのコーヒーショップでコーヒーを飲むのがAのルーティンになっていた。
今日もAはいつものように望月にコーヒーショップの前で降ろしてもらう。
「A、本当に大丈夫か」
『ん、ダイジョーブ。コーヒー買うだけだし、そんなに距離ないカラ』
いつもならないやり取り。
Aはまだ退院して一週間ほどしか経っておらず、望月は自分もついて行くか、と提案をするもAは横に首を振る。
その言葉に少し不満そうな望月だったが、本人が言うならとグッと言葉を飲み込む。
「…なんかあったらすぐ連絡しろよ」
『ありがと』
Aが軽く手を振ると望月は窓を上げながら車を出す。
それを見送るとAは松葉杖を使いながらゆっくりと歩いた。
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『数分前の俺のバカ…』
Aは紙袋を片手に松葉杖を付きながら事務所に向かうこと徒歩20分。
いつもなら10分足らずで着くところが、倍ほどかかってしまった。
事務所の前に着く頃にはだいぶ息が上がってしまい、目の前の階段を睨む。
『なんで二階なんだよ、畜生が…』
「A…？」
『タケオミ！いい所に…！』
聞き覚えのある声が階段の上から聞こえると、Aは救世主！と言わんばかりに顔を上げる。
しかしそこに居たのは見知らぬ男だった。
『…だれ？』
「いや、今名前の呼んだばっかりだろ」
『え、タケオミなの…？』
「おー…珍しく完徹しちまってな…」
『だからオールバックじゃないんだネ…』
お前俺の事髪型で判別してんの？と言われると何故か照れ笑いを浮かべるA。
頭をガシガシと掻きながら降りてくる明司が褒めてねえ、とチョップをする。
イタイといつもながらおちゃらけるAの頭を通りザマに撫でる。
「手伝ってやる、けど1本だけ吸わせてくれ」
『ん、イイヨ』
そう言って慣れた手つきでタバコに火をつける明司をAは壁にもたれ掛かりながら見つめる。
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比嘉槐 - 何回読んでも面白いですwそしてやっぱりイラストが上手い！頑張ってください！！╰(*´︶`*)╯♡ (12月1日 21時) (
レス) @page15 id: 0ffcd0578b (このIDを非表示/違反報告)
一尺八寸一犀 - ハァァ…面白すぎん？なんなの？というかイラストうますぎません⁇主人公君好きです…。春ちゃんも可愛いし灰谷兄弟もイイ///これからも頑張ってください！更新楽しみに待ってます！！ (8月19日 13時) (レス) @page15 id: 58171344cf (このIDを非表示/違反報告)
774(名無し)(プロフ) - ニャオさん» わたしより上手い人は五万といます…でもそう言って貰えて嬉しいです！ありがとうございます！(´∩ω∩`*) (2021年10月23日 23時) (レス) id: 50213264b4 (このIDを非表示/違反報告)
ニャオ - あぁ、何だただの神絵師か・・・ (2021年10月23日 17時) (レス) @page1 id: 976bfd9362 (このIDを非表示/違反報告)
ふじ(プロフ) - はい、ご無理のないペースで頑張って下さい！！楽しみに待ってます！！ (2021年10月22日 22時) (レス) id: 7db00b7f42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：774(名無し) | 作成日時：2021年10月16日 0時
