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65話 ページ8
戦争は、終わりを告げた。
戦勝国は無い。
俺らの国を壊滅させることを目的にしていたのなら、ロベルシュタインの勝利と言っても過言ではないだろう。
俺達は軍を辞めた。
無論、正式に辞めるには総統であるグルッペンの許可がいるけど、どこにいるかわからない。
ﾀﾋんでる可能性もある。
あれからずっと、Aは粛清剣を抱きしめて泣いている。
俺もショッピ君も、どう声掛けしていいかわからず、そっとしておいてやるしかできない。
スタシアラが多少の援助はしてくれているが、それだけに頼る訳にもいかず、俺ら2人で何でも屋を始めた。
仕事は少ないけど、何もしないよりはマシだった。
しばらくすれば、Aも手伝うようになった。
最初こそふとした事で泣きそうになるのを堪えていたが、1ヶ月もやっていれば笑顔も増えて行った。
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