6話 ページ6
イルーゾォside
「おい!!イルーゾォ、ホルマジオ!!」
「んあ?どーしたギアッチョ。」
アイツと別れてから、ホルマジオと2人で歩いていると、ギアッチョがかなり焦った様子で走ってきた。
「クソメローネがいねぇんだ!!!チクショー!アイツ、目を離すと何やらかすかわからねぇんだよ!」
「落ち着けって、メローネは勝手にどこかに行ったのか?」
「勝手に…!!!…いや、そういや、見かけない女の子を見つけたから…とかなんとか言ってたなァ……。」
見かけない女の子…。
その単語には心当たりがある……。
「おい、イルーゾォ、もしかして新しい子って……イルーゾォ!?」
俺は確信もないまま、屋上に向かって走り出していた。
アイツは見た限り心配性で人見知りな性格。
人も少なく、行ったことがある場所といったら屋上しかないだろう。
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屋上に着いてから周りを見渡すと、
「おっと、元気だね。これは良好そうだ…。キミ、1年生?何組?あまり見ない顔だね。」
知った声が聞こえてきた。
声のする方へ向かうと、メローネがアイツの手を掴み、攻めよっていた。
咄嗟に怒りが湧いてきて、気づいたらメローネ手を引き剥がしていた。
「おいメローネてめぇ!何してんだ!」
「あ、イルーゾォ〜。」
「イルーゾォさん…!!」
ああ、クッソー、俺は何故アイツなんかのために怒鳴ってんだよ。
…誰かがアイツに触れているのを見ると無性にイライラする。
チッ……んだよコレは………。
暫くメローネに怒鳴ったあと、きょとんとしているアイツの手を掴んで、教室へと走り出した。
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ななちき - 続き書いてぇぇぇぇぇえ、とても面白いので更新待ってますよぉぉ!! (2022年8月15日 18時) (レス) @page8 id: 7300d8e425 (このIDを非表示/違反報告)
ぱらぴろぷー(プロフ) - 学園もので暗チ!なんて美味しいんだ!本当に最高です!(≧∇≦) (2019年3月4日 3時) (レス) id: c6b83e5f45 (このIDを非表示/違反報告)
やまねこ(プロフ) - レオさん» 閲覧ありがとうございます^^*本当は、短編集を考えていたのですが、気がついたら長くなっていました笑確かに、珍しいですよね!これからも楽しんで頂けたらと思います^^* (2019年1月10日 7時) (レス) id: 0506de94f9 (このIDを非表示/違反報告)
レオ - 暗殺チームの学園モノってめちゃくちゃ珍しいですよね! (2019年1月9日 16時) (レス) id: 142bd89f3a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:やまねこ | 作成日時:2019年1月6日 17時