愛されすぎててごめんなさい (ページ12)

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「ごめーん！！遅くなった！」

奨「大丈夫だよ〜お疲れゆら」

景「ゆらどうしたの？泣いた？？」

上手くメイクで隠したつもりでもやっぱり彼らにはバレちゃうみたいで。

「んー、あはは！ちょっと色々あって…」

碧「はーちゃん俺ら以上に大変なんやからちょっとでも負担分けてや、全員じゃなくて誰かでもいいし。」

特に年下組から向けられてる不安そうな瞳

こういうときの「誰か」はみんな知ってるあの人。

「………なら、蓮くん！振り入れ終わってる？？」

蓮「終わっとるよ。まぁ終わってなくてもそう言ったけど」

「へへ、、ちょっと外行きたい」

蓮「それで？理人とはどう上手くいっとらんと？」

「もう、そこまで分かるんだ笑笑」

柔らかく微笑んでこっちを向く蓮くんは本当に暖かい。

私がひと通り説明すると、

蓮「理人はさ、デビューしてからずっとゆらのこと追いかけてきたやんか。

そろそろゆらに来てほしいんやない？？

ゆらが不安なのと同じように理人くんも不安なんよ。

ファンや俺らの事なんか気にせんでいい。俺らがゆらを守るから。

たった一回の人生でここまで好きになれたのに本当に気持ち伝えずに終わるつもりなん？？」

「それは、、、、、」

蓮「………明後日、悠太くんとヨンホさんがお忍びでゆらに会いに来るらしいんよ。」

気持ちに整理つけて来なね。

そう言って立ち上がると、私に上着を着せ、手を繋いでみんなのもとへ連れてってくれた。

私は、淡い思い出に蓋をしに行くんだ。