第21話 ページ21
窓際に、しゃがみ込んでいると看護婦さんが入ってきた。
看護婦「ご飯全部食べれ…?」
看護婦さんは、しゃがみ込んでいる私に気づくと
看護婦「どうしたの?気分悪くなっちゃった?」
そっと肩を持ってベッドに座らせてくれた。
看護婦「どうかしたの?」
A「実は、さっき顕嵐さんが愛してる、結婚してくださいって。
顕嵐さんは、もう外に居たんですけど、口元ではっきりと。」
看護婦「そっか。Aちゃんは?そう言われてどう思った?」
A「記憶が戻ってないのに、顕嵐さんと居ても顕嵐さんが辛いんじゃないかなって。」
看護婦「顕嵐さんが辛い思いするかは顕嵐さんしか分からないけど
顕嵐さんはAちゃんが記憶が戻ってないことを分かってる上で
プロポーズしたんじゃないかな?その気持ちを汲んであげたら?ね?」
A「はい、考えてみます。」
看護婦「いつでも相談乗るから。私はいつでもAちゃんの味方だから。」
A「ありがとうございます。」
看護婦「今日は疲れたよね。ゆっくり寝て。
明日、天気良さそうだから近くの公園にでも行こうか。」
A「外出届出さないといけないですね。」
看護婦「私が代わりに出しといてあげる。」
A「分かりました。」
看護婦「おやすみ。」
A「おやすみなさい。」
その日は、看護婦さんのおかげで、ゆっくりと眠ることが出来た。
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作者名:LDH@EXILE TRIBE | 作成日時:2017年11月22日 13時