第１１話 ページ11
医者「そうですか。
今は混乱していると思うので、ゆっくり休んでください。また後で来ますね。」
と看護婦さんを連れて出て行った。
謙太郎side
今日も仕事終わりにメンバー皆でAの病院に来た。
最近ずっと雨ばかりだったけど今日は晴天と言えるくらい晴れてる。
何か良いことが起こるのかな。
そんな事を考えながら病室に入ると、そこには５年前と変わらず
Aが眠っていた。
顕嵐「A？来たよ。」
顕嵐はメンバーの中で一早く駆け寄り返事がないと分かってても話しかけてる。
怜央「A、聞いてよ〜。
また美勇人くんにいじられたんだよ？ひどくない？」
顕嵐の反対側に怜央が行って手を握って話しかけてる。
美勇人「それは怜央が突っ込んできたからだろ？」
そんな話をしていると
怜央「A？」
謙太郎「どうした？」
怜央「さっきAの指が動いた。」
Love-tune「えっ？！」
顕嵐「・・・A？分かる？」
怜央「A？」
顕嵐と怜央が名前を呼んでる。
メンバーも覗き込んでいると５年間も開かなかった瞳が開いた。
その瞬間、顕嵐がAの手を握ったまま泣いた。
さなぴーが先生を呼びに行ってくれて
医者「初めまして、私は喜多川Aさんの主治医です。」
A「喜多川A？って誰ですか？」
医者「喜多川Aというのは、あなたの名前です。覚えてませんか？」
A「分かりません。」
医者「そうですか。では、こちらの方は誰か分かりますか？」
先生は顕嵐の事を聞いた。
顕嵐も俺たちも記憶を失っていないことを祈った。
でも、それは打ち砕かれた。
A「すみません。分かりません。」
そんな・・・
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作者名：LDH@EXILE TRIBE | 作成日時：2017年11月22日 13時
