グループ内で…短編(？)集 Part3

バース 浮所×岩崎(ハヤテ さんリクエスト) ページ21

岩崎side
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龍我｢おいっ、おいおいっ、ういっ、うえーい｣

那須｢なに、かまちょ｣

龍我｢はぁ？触んないでくんない？｣

那須｢出たよ、めんどいなぁ笑｣

藤井｢龍我、いつもそうだよね笑｣

金指｢かまちょなのに、かまうとね笑｣

浮所｢トランプ！トランプしよーよ、皆！｣

那須｢急だな、おい笑｣

藤井｢やりたい、やりたーい！｣






こんなに仲がいい美 少年だけど、
そんな仲良い皆に内緒にしてる事がひとつだけある。

それは…





俺がΩだっていうこと。







浮所｢たいしょー、どうかした？｣

岩崎『あ、ごめんごめん笑』

藤井｢ぼーっとしてると、やっつけちゃうぞ！…って、あれ…？｣

那須｢あはははっ！絶対ジョーカー引いたじゃん笑｣

金指｢わかりやすっ笑｣

龍我｢俺！俺もうあがりっ！！｣

浮所｢まじかぁ！｣







楽しい雰囲気でどんどんトランプが進んでいく。

いつかは言おうと思いながら皆と一緒にやってきてもう結構たってしまった。

いざ言おうってなると、どうしても言えなくて…



Ωって、色んな所で迫害うけてるって、
ニュースでよく聞くし…






那須｢おっ、俺あと少し｣

浮所｢残念でしたぁ、俺があがりだ…ってあれ？｣

藤井｢あはははっ！ジョーカーひいてやんのー！笑｣

金指｢でも俺もあと少しで…｣

岩崎『…あがりっ』

｢｢ええっ！嘘だぁ！｣｣

岩崎｢なんでそんな否定するの？笑｣






こんなことしてる時だけは、自分のバースの事を忘れることができる。

でも、レッスン中とかはひしひしと感じるようになってきた。
だんだんと大人になってくにつれて、Ωの特徴が顕著に現れるようになってきたからだ。

全体的に劣るっていう特徴が。



努力で何とかなってるけど、
このままじゃ、皆にバレるのも時間の問題…


でも、Ωでも普通に暮らせる方法がひとつだけある。

ほぼ絶対に出来ないことだけど…



運命の番に出会って、番うことだ。
運命の番なんてめったに会うことはなくて、

しかもΩの発 情初期に出会わないと分からないらしい。


実際に出会った例は全国的に見ても片手で数えられるくらい。
そもそもΩ自体が珍しいからって言うのもあってすごく少ない。




あぁ、俺も出会えたりしないかなぁ…

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