第7話 鉄の涙 ページ28
「おや、ご主人の姿が見当たりません」
目の前のロボットに唖然とする私達
シ「巨大ロボの次は小さいロボだ…」
？「私は対機械用アンドロイドです
EMピーノと申します。ピーノとお呼びください」
ワ「金…じゃなかったのか!?」
ブゥゥ────…
急に電気が消えた
「何だ停電か!?」
ピ「失礼、私の“EMP”の影響です」
シ「EMP？」
貴「電磁パルス。電子機器を一時的にシャットダウンさせる電磁波」
レ「そっか！だからシキのエーテルギアも使えなくなったんだ
!!!!!ハッピー！！」
「お！電気がついたぞ！」
ピ「ご安心ください、私の力は数秒ほどしか及びません」
ハ「……！」
電気がつくと機能するハッピー
ハ「何！？何があったの!?オイラ…ちょっと止まってた？」
貴レ「「よかったぁ」」
ワ「ホントに機械だったのかよ！」
シ「おまえ…すげえ力持ってんだな」
ピ「……」
シ「オレと友達になってくれ!!」
レ「あんた…また節操もなく…」
ピ「友達……友達の定義。いささか条件にそぐわないようですが…
認可します」
シ「やったーーーーっ!!!!」
レ「友達になるんだ((汗」
シ「おまえはちょっと保留で…」
ワ「ダチになる気はねーよ!!!
どうなってんだコレはよォ。ケースの中身は金じゃなかったのかよ!」
レ「博士…あいつ等からお金盗む気だったの!?」
ワ「おう!!悪ぃかよ」
貴「当たり前!!!!!」
ワ「もしかしてコイツァ金目のモンなのか？」
ワイズさんはピーノを持ちながらピーノを見る
ピ「私はご主人によって製造された個人所有物です。よって価格設定はありません。ご主人の声がしたような気がしたので目覚めたのですが…」
ワ「ご主人？シビルの野郎の事か？」
ピ「シビル……」
急にピーノはピタリと止まりブツブツ何か言いだした
ピ「読み込み中…破損メモリー復元。シビル新しいご主人。シビル様命令…絶対！シビル様命令絶対！」
貴「ど、どうしたの？」
ピ「シビル様逆らったら怖い…
スケジュール確認。目的地への移動を開始」
貴「あ、ピーノ…待って!!!」
ピーノは震えながら酒場から出ていった
追いかけようとするがシキが止めた
シ「1人じゃ危ねぇ、後で追うぞ」
貴「…うん」
ピーノ……………
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作者名：かっちゃん | 作成日時：2020年2月27日 19時
