Dear ～笑顔を忘れない弟へ～ (ページ36)

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命は儚く、脆いもの

例えるならば華。

その華には肥料や水を与えれば輝く。

美しさを保つ。

でもその輝きは

苦労、悲しみ、苦しみを乗り越えた証。

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雄也「涼介。結婚おめでとう。」

涼介「ありがとう。」

慧「くそー！先越された！雄也も彼女いるし！俺ピンチ！」

雄也「お前には一生無理だ。」

涼介「ふふっ」

雄也「涼介。」

涼介「ん？笑」

雄也「今まで、よく頑張ったな」

涼介「うん。ありがとう」

雄也「なに泣いてるんだよ～」

涼介「泣いてねぇわ！笑花粉！花粉だわ！」

*「山田さん！」

涼介「？はい」

*「なんか、お電話です」

涼介「？はい！いきます！ちょっと行ってくる」

雄也「会社の呼び出しだったりして笑」

慧「クビ？給料なし？笑」

涼介「やめろ！笑ヒヤヒヤするわ！」

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涼介「お電話代わりました山田です。

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.....………え？」

『＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿』

涼介「………なんだよ。カッコイイの。

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お前の分まで幸せになるよ。

だから、みてろよ？

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.侑李」

涼介「ｸﾞｽｯ....涙腺......やば。

天国からの電話ってやつか笑」

慧「え、雄也。涼介なんか泣いてるんだけど」

雄也「え、ガチでクビ？！」

涼介「違うわ！.....侑李が、幸せになってねだってさ」

慧「…………………」

雄也「…………………」

涼介「wwwwえ！？俺なんか変なこと言った？」

雄也「やっぱりお前、笑ってるのが一番だよ。」

涼介「知ってる笑俺は笑ってた方がイケメンだから笑」

雄也「うわ！なんだよそのセリフ！」

慧「涼介は笑顔たやさずね！その方が皆幸せになるから笑」

涼介「あぁ、約束。」

『涼介。生きてくれてありがとう。僕の分まで幸せになってね』

聞いた事のある、懐かしい声がした。