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雄也side
涼介「雄也兄、なにこれ、ねぇ?なに?なんでだまってるの?」
宏太「お願いします。」
『ドクターヘリエンジンスタート』
涼介「宏太先生も、慧兄?雄也兄?俺は移植に同意してないよ?ねぇ、なんで?教えてよ!」
宏太「これ、つけろ。耳がやられるぞ」
宏太からヘッドホンのようなものをもらい
涼介の、耳にくっつけて自分にもつける。
慧もつけ終わった後、俺を見て、ゆっくり頷いた。
涼介は俺のことを下から睨んでいた。
雄也「涼介。」
涼介「おろして」
雄也「無理だ。」
涼介「俺は承諾してない。」
雄也「涼介。命は例えるなら華だ。いつかは枯れてしまい終わってしまう。それは分かるだろ?侑李君や母さんは、自らの死をもって涼介に、いや俺らに命の重さを教えてくれた。
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母さんも、親父も、侑李君も
生きたい。生きていたいって思ってたはず
それは涼介が、これから受ける移植の相手も
そしてそのご両親も生きてて欲しいって思ってたはずだ。
その人たちの分まで........生きてくれ。
その命を大切にして欲しい。
たった一度しかない人生を涼介に預けようとしてるんだ。
生きろ。生きてくれ涼介。そして何かを.....成し遂げてくれ...それが俺からのお願いなんだ.......」
気づいたら俺は涙を流していて、
その涙は涼介の頬に落ちた。
慧も静かに涙を流していた。
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作者名:い・ろ・は・す x他1人 | 作成日時:2019年2月27日 23時