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ページ12

雄也「はい、すみません、はい、ありがとうございます。はい、はい、すみませんでした。失礼します。」


涼介が眠って1週間。


未だに目を覚ます傾向はない。



宏太「お前も少しは休めよ...」

雄也「あぁ、....」

慧「あれ、雄也いたんだ。」

雄也「....あのさ、慧。もし仮に、涼介がいなくなったらどうする?」

慧「は?」

何故こんな言葉が、出たのだろう。

慧「なに、それ...雄也は、涼介が、どうなると思ってんの?必死に戦ってんだよ!?歯を食いしばって!文句言わずに治療に専念してるんだよ!大好きなはずのサッカーもできないで!友達とも離れて!挙句の果て危ないとか、余命宣告されかけて!それでも!眠ってでも涼介は今を生きてる。...生きてるんだよ...?」

雄也「そうだな、...」

慧「やめてよ、...涼介は、絶対に生きるから...」

そうだ。

涼介は生きる。

大丈夫だ。

1番辛いのは涼介。

だから、涼介を支えるのは俺らの役目。


遮断された光が差し込んだ気分だった。

雄也「涼介〜イチゴ買ってきたよ?」

慧「涼介〜エ〇本...」←

雄也「やめろぉ!涼介が喜ぶわけないだろ!!!汚すなぁァ!」←

涼介「ん、....」

雄也「涼介!?」

慧「エ〇本効果!?」←

なわけあるか。

だが、目を覚ました直後。

涼介「....ゲホッゔゔ..」

涼介のしていた酸素マスクが、赤く染まった。

それと同時に俺は思考が停止した。

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作者名:い・ろ・は・す x他1人 | 作成日時:2019年2月27日 23時

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