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89話 ページ41
ポジションに戻るとき、彼とすれ違った。
天馬「…A。」
A「…ふっ。負けないよ。この試合は絶対に。私達こそがこの世界を仕切って見せる！」
天馬「俺達も負けない！必ず勝利して、君達を救って見せる！」
救う…？
何を？
A「裏世界の過酷さも知らない人間に、何ができるの？」
天馬「…！」
A「ふん。」
何が救うよ？何もできないくせに！
神童「みんな相手のスピードに惑わされるな。ここは一歩一歩確実にボールを前へ運ぶ！フェイと、ザナークを起点に！」
ザナーク「そういうと思ったぜぇ。まかせろ。」
ザナーク。時空イレブンの中で、最も注意する人物。
…でも、私達に比べれば、どうってこともない。
フェイ「フォロー頼んだよ！」
天馬「みんな、気合い入れていこう！」
全「おう！」
SARU「さあ、どう攻めてくるかな？」
ピィー！
試合開始して、ザナークは神童にボールを送った。
ザナーク「これでいいんだろう？」
へぇ、変わるもんだねぇ…
ひとの心って…
神童「みんな！道を作るんだ！」
私は変わるつもりはないけど？
実況「おぉっと！クロノストーム！イムスとギリスを２人がかりでそれぞれマーク！確実にパスを通す作戦かぁ！？」
あ、ほんとだ。
神童「ザナーク！」
神童はザナークに…
遅い。
ギリス「わかってないねぇ。」
剣城「なんだと⁉」
ギリスはザナークに送られたボールを余裕でカット。
向かってきた天馬君も吹き飛ばす。
ギリス「楽勝♪」
さーてと、私もそろそろ本気だしますっか♪
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作者名：レイ | 作成日時：2018年2月15日 21時
