とある話 6 ページ8
大天狗が居る岐阜県の山奥に居た。
鴉と鴉天狗達は2人が階段を登るや否や嬉しそうにカーカーと鳴いていた。
ゲゲ郎「久方ぶりに鴉天狗の酒を呑みたいのぉ、
鴉天狗達が作る酒は格別じゃからな！」
『承知しました。
鴉天狗達、旦那様に極上のお酒をお願いします。
あと、湯も』
鴉天狗「承知しました！」
話を聞いた二羽の鴉天狗は羽ばたき飛んでいった。
ゲゲ郎「何もそこまでしろとは言っておらぬわ…」
『一度旦那様にこちらの極上の持ち出し厳禁のお酒を飲んで欲しかったので、是非温泉に浸かりながらお飲みになってください』
ゲゲ郎「そこまで…うまいんか？」
『はい。それはそれは美女が飲めばたちまち…
あ、もう父さんが来ます』
ゲゲ郎「待て、美女が飲めばなんじゃ？！
妻が飲めばなにがおきるんじゃ？！！！？！」
ずしん、ずしん。と地響きが大きくなり、上を向くとそこにいたのは鴉天狗の頂点に立つ、大天狗様。
そして、俺の父親。
大天狗「Aよ！！儂の倅よ！！！！
元気にしてあったか！！！近頃は旦那様と歩き回ってると聞いていたが、何かあったのか？」
階段を登り終わり、そこに立っていたただの天狗ポリスに入り暖炉まで案内された。
大天狗「旦那様も、わざわざ寄っていただいて申し訳ありません。
鴉天狗の酒と湯を用意でき次第案内させますので」
ゲゲ郎「Aよ、聞かせとくれ。
妻が飲めば何が起きるんじゃ？！」
大天狗はなんの話だ？と目をぱちくり数回瞬きを繰り返していた。
『…昔から、酒は媚 薬と言われていましたから。
鴉天狗の極上の酒を飲めば、そのような効果はあると思います。まあ、昔知り合いの女性の妖怪が飲んでるのをみてハッテンしたのをみただけですから…詳しいことは飲んでみないと…あ、ちなみに旦那様が飲んでも意味ありませんから』
ゲゲ郎「な、ぜじゃ？」
『昔からの言い伝えです。
誘うのは女子から。それを受け止めるのが男。
効果があるのは女子のみ。女子が満足するまでは自力で男は迎え撃つ。と、』
ゲゲ郎「つ、妻が呑んだらどんなになるんじゃ……」
『もしかしたら、旦那様が先に倒れてしまうかも…』
顎に手を乗せ真剣に考える姿を見て大天狗はAの頭に拳骨を1発かました。
大天狗「A！！な，なんと破廉恥なことを旦那様に…！！！」
『うえっ！？！？さ、さいしょは旦那様が…！！』
ゲゲ郎「大天狗や…わしは妻がいるのに汚されてしもうたわ…ぐすぐす、」
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わーい - ひあのさん» 返信遅くなり誠に申し訳ありません。ありがとうございます！早く完結できるよう頑張ります！ (12月13日 8時) (
レス) id: caa96760da (このIDを非表示/違反報告)
ひあの(プロフ) - めっちゃめっちゃ面白いです！！更新楽しみにしています！！！！ (12月8日 7時) (レス) @page4 id: 426f9a3d0f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わーい | 作成日時：2023年12月7日 8時
