とある話 15 ページ17
いろんな人間をこの村で見てきた。
奥様はこのような分類の人間も見てきたのだろうか
それでも人間は好きと言うのか？
それは奥様しか知り得ない。
どう思ってるかは奥様しかわからない
でも奥様、理解してください
私めは、旦那様寄りの人間嫌いです。
このような分類の人間を見てしまっては、もう人間は好きにはなりませぬ
時代が変わればどうなるでしょうか、
時代が変わればこのような人間はいなくなるのでしょうか
時代が変わるまでは待てというのでしょうか。
待った結果これではないのでしょうか。
縄で縛られた四肢のうち右腕めがけ斧を振り下ろされそうになっていた。
それでも、旦那様は私めの名前は呼ばなかった
あの男を、相棒を待っているのでしょう。
ああ、なんと
あの旦那様に信頼されておる。
なんとも羨ましい。
ガンッ！と発砲音が聞こえた。
そちらを向くとやはりその男は立っていた。
人質を持って。
あ、やべ。
また目が合った。
まあもうここで目が合ってももう何もできやしないか
あれは多分操作できてるから。
『…あの女子は狂骨に取り憑かれております。
そして、全員あの方が呪殺いたしました。』
ゲゲ郎「…そうじゃろうな、
沙代嬢からは死の匂いがしていた」
乙米「何を1人でくっちゃべってるのよ！」
ゲゲ郎「1人ではないぞ
ずっとここにおるではないか。」
名を呼ばれると、鴉から人型へと姿を変えると、乙米の後ろに現れた。
『お初目お目にかかります、人間』
乙米「な、」
『旦那様に、ひどいことを…
でも大丈夫です、あの人が全て解決してくれますから。
そうですよね、沙代様』
口元を隠しながら沙代のことを指差すとなんのこと。と慌てながら答えていた。
『私めは視えますから。
妖怪ですしね
全てお見通しです。あなたが家族を殺してしまったことも、そして、取り憑かれていることも。』
にこりと笑うと、ライトが揺れ始め何も触っていないのに割れ地面にガラスの破片が散らばった。
沙代髪の毛が空に浮くと後ろから狂骨の顔が現れた。
自身の憎しみの力を持ち、ベッドに横になっている屍の体から魂が現れそれら全て狂骨へと変わりその場にいた血の繋がるものや家族、真実を知っているものを襲いはじめた。
なぜかわからないが捕まっている旦那様と自分自身は攻撃されなかった。
旦那様は良しとしても、俺は今秘密をバラしたから殺されてもおかしくないのに。
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わーい - ひあのさん» 返信遅くなり誠に申し訳ありません。ありがとうございます！早く完結できるよう頑張ります！ (12月13日 8時) (
レス) id: caa96760da (このIDを非表示/違反報告)
ひあの(プロフ) - めっちゃめっちゃ面白いです！！更新楽しみにしています！！！！ (12月8日 7時) (レス) @page4 id: 426f9a3d0f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わーい | 作成日時：2023年12月7日 8時
