趣味は盗撮です。【暗殺教室】２ (ページ8)

今日:27 hit、昨日:34 hit、合計:9,858 hit

57枚目ページ8

．

「楽しいけどちょっと憂鬱。泳ぎは苦手だし、水着は体のラインがハッキリでるし…」

「大丈夫さ、茅野。その体も、いつかどこかで需要があるさ」

「うん、岡島くん。2枚面して盗撮カメラ用意すんのやめよっか」

涼みながらみんなを見て楽しんでいると、
笛の音がプールに響き渡る。

「木村くん!!プールサイドを走っちゃいけません！転んだら危ないですよ！」

「あ、す、すいません」

「原さんに中村さん!!潜水遊びはほどほどに！長く潜ると溺れたかと心配します！」

「岡島くんのカメラも没収！」

「狭間さんも本ばかり読んでいないで泳ぎなさい！」

「Aさんもです！」

殺せんせーの様子にみんながげっそりする。
確かに小うるさい。

「カタいこと言わないでよ殺せんせー、水かけちゃえ！」

｢きゃんっ!!｣

突如、先生は女の子のような悲鳴を上げた。
今の笑いそうになるからやめて欲しい。

みんなが戸惑っていると、
監視台のような所まで悪魔くんが近づく。

「カルマくん！ゆらさないで水に落ちる!!」

とてもいい笑顔で落とそうとする悪魔君と、
物凄く焦る殺せんせー。

どうやら触手がふやけるらしい。
ちなみにビート板はふ菓子だった。

｢あ、やば！バランスが！｣

浮き輪から落ちた茅野ちゃんが溺れかけると、
即座にプールに飛び込む姿が目に入る。

凄いな、早い。

｢はい、大丈夫だよ茅野さん。すぐ浅いとこ行くからね｣

｢助かった…ありがとう、片岡さん!!｣

かっこいいな、と言うしかない。

それに水に強いのはめぐっちということが分かったのは大きい。
作戦考える時に有利に進められる。