趣味は盗撮です。【暗殺教室】２ (ページ4)

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｢渚くん。できるか？｣

｢な、なんで渚…!?｣

｢俺は地球を救う暗殺任務を依頼した側として君たちはプロ同士だと思っている。

プロとして君たちに支払うべき最低限の報酬は当たり前の中学生活を保証することだと思っている。

だからこのナイフは無理に受け取る必要は無い｣

子犬くんに視線が集まる。
数秒悩んだような顔をした後ナイフに触れた。

｢やります｣

ナイフを口にくわえて軽くストレッチをする姿を見つつ、スマホを準備する。

もちろん隠して。

緊張が走りつつ、
どうなるかと思わず胸が鳴る。

『(！)』

子犬くんはふわりと笑い、
鷹岡さんの近くに立った。

途端にナイフを振り、
体制を崩した鷹岡さんに追い討ちをかける。

服で引っ張り後ろに回り、
刃を首元に当てる。

｢捕まえた｣

みんなが驚き固まる。
凄い、この一言に尽きる。

唖然とする中、子犬くんのナイフを取り
食べ始めた殺せんせー。

｢勝負ありですね、烏間先生。
全く、本物のナイフを生徒に持たすなど正気の沙汰ではありません。

怪我でもしたらどうするんですか｣

殺せんせーの登場により雰囲気が明るくなり、
子犬くんの周りに人が集まる。

みんなが賞賛する中、
突然仔犬くんの頬を叩いたマエイケくん。

マエイケとは前原くんの事だ。
前原の前と、イケメンを合わせただけ。

｢なんで叩くの!?｣

｢いや、悪い。ちょっと信じられなくて。
でもサンキュー！今の暗殺スカッとしたわ！｣

暖かい空気を遮るように
鷹岡さんが立ち上がった。