趣味は盗撮です。【暗殺教室】２ (ページ3)

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｢ちゃんと手加減してるさ烏間。大事な家族だ。当然だろ｣

｢いいや。あなたの家族じゃない…私の生徒です｣

殺せんせーがキレるが、
鷹岡先生はむしろ揚々としている。

｢文句があるのかモンスター。体育は教科担任の俺に一任されているハズだ。

そして今の罰も立派に教育の範囲内だ。短時間でお前を殺す暗殺者を育てるんだぜ？

厳しくなるのは当然さ｣

｢それとも何か？多少教育論が違うだけでお前に危害も加えていない男を攻撃するのか？｣

タチが悪いが筋の通る論に先生は何も言わなかった。
現状は変わらなさそうだな。

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『(キッツ……)』

スクワット3桁はキツいて。

｢烏間先生……｣

ポツリと呟いたその声は重苦しく、
挙げ句の果てに彼の耳に入ってしまう。

｢烏間は俺たちの家族じゃないぞ。お仕置きだな。
父ちゃんだけを頼ろうとしない子は！！｣

また殴ろうとする鷹岡さん。
しかし、その拳は烏間先生により阻止された。

｢暴れたいなら俺が相手を務めてやる｣

｢横槍を入れてくる頃だと思ったよ。
言ったろ？これは暴力じゃない教育なんだ。

暴力でお前とやり合う気は無い。やるならあくまで教師としてだ｣

続けて話を続ける鷹岡さん。
要約すると、内容はクソ。

烏間先生がイチオシの生徒を選び、
鷹岡さんに少しでも刃を当てればやめる。

しかし、嫌なことに使う武器は本物のナイフだ。

｢さあ烏間。ひとり選べよ！
嫌なら無条件で俺に服従だ｣

烏間先生の足元にナイフが刺さる。
暫く緊張が走る中、意外な人物の前に立った。

いや、意外ではないかもな。
必然というべきか。