趣味は盗撮です。【暗殺教室】２ (ページ15)

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63枚目賭けと期末テストページ15

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「ヌルフフフフ。みなさん、一学期の間に基礎がガッチリ出来てきました。

この分なら期末の成績はジャンプアップが期待できます」

期末テストに向け、
先生は気合いが入っているようだ。

今回は前回とは少し違うみたいで、
全員50位以内が目標ではない。

教科ごとに一位を取った者に触手を一本破壊する権利を与えられる、というものだ。

「でも、Aさんはノーカンです」

スンと真顔で言う先生。
ビビリだな。

『(先生、意外とチキン)』

「えぇ!!?」

「ビビりー！」

「みなさんの挑発には乗りませんからね!!」

臆病者がチキンと呼ばれてる理由は、
人に追いかけられると逃げ出すかららしい。

そんなこんなで放課後。
眼鏡ちゃんに一緒に勉強しないかと誘われた。

少し遅れて図書室に入ると、
どうやら噂の五英傑が挑発しているようだ。

要約すればA組とE組で勝負することに。

まぁ、命という言葉を地雷に
みんなやり返してたけど。

｢…あ、Aさん!!｣

『ごめんね、遅れちゃって』

眼鏡ちゃんが気付いてくれたようで、
声をかけてくれた。

｢し、東雲…!!｣

『……』

なんでビビられてるんだ。
みんなの仕返しにそんなひよったのか。

『久しぶり。カナイケくんは今もアソビまくってる？』

｢…アソビなんて人聞きが悪いなぁ｣

カナイケとは悲しいイケメンの略で、
榊原連くんのことだ。

そんな会話を遮るように、
小山くんが捨て台詞を放つ。

｢と、とにかく！期末テストでは覚悟しとけよ！｣

そう言って五英傑は図書室を後にした。

悪い人たちではないが、
洗脳されてるような感じだな。

A組とE組がトップ争いをするという話題はあっという間に広がり、勝った方が何でも命令できることに教室は浮かれている。

殺せんせーも勝ったらコレをもらいましょうと
言っている。