趣味は盗撮です。【暗殺教室】２ (ページ2)

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鷹岡先生が来た翌日。

早速時間割を貰うが、
思わず目を見開く。

｢さて、訓練内容の一新に伴って新たな時間割を組んだ｣

｢ウソだろ…｣

｢10時間目…!?｣

｢夜9時まで訓練…!?｣

｢このくらいは当然さ。このカリキュラムについて来られればお前らの能力は飛躍的に上がる｣

では早速と言って始めようとする先生を遮り、
声を上げる人が出る。

しかし、その反抗は暴力でねじ伏せられる。
なるほど、こういう感じ。

｢できないじゃない、やるんだよ。
言っただろ？

俺たちは家族で俺は父親だ。世の中に父親の命令を聞かない家族がどこにいる？｣

｢抜けたいやつは抜けてもいいぞ。その時は俺の権限で新しい生徒を補充する。

けどな、俺はそんなことしたくないんだ。

お前らは大事な家族なんだから、父親として一人でも欠けて欲しくない｣

｢家族みんなで地球を救おうぜ！な！｣

そう言って有希ちゃんと三村くんの傍に近付く。
流石に女子にしないよね、コレ…

｢お前は父ちゃんに着いてくれるよな？｣

｢はい…あの…私は嫌です。
烏間先生の授業を希望します｣

舌舐りをする先生にドン引きしていると、
有希ちゃんの頬を叩く。

青春ボーイ達が有希ちゃんに近付いていく姿を
見つつ先生の隙を伺う。

顔に傷とかついたらどうするつもりなんだか。
弱点は無いかな。

｢お前らまだ分かっていないようだな。はい、以外は無いんだよ。

文句があるなら拳と拳で語り合おうか？そっちの方が父ちゃん得意だぞ？｣

腕をぶん回しながら言う鷹岡さんに
逆らえずにいると烏間先生の声が耳に入る。

｢やめろ鷹岡！｣

すぐさま近くにより声をかける烏間先生。
まさに見本のような対応だな。

｢大丈夫か？首の筋に痛みはないか？｣

｢大丈夫です…｣

｢前原くんは？｣

｢へ、平気っす…｣

烏間先生の登場に安心するのも束の間。
思わず安心と不安の混じったため息をつく。