14枚目 ページ15
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そして翌朝。
要はテストの日。
みんな緊張やらなんやらで
どこかソワソワとしている。
『(私も人のこといえんけど……)』
と思っているとテストが開始する。
が
『(……うわ、性格悪っ)』
問11辺りからこの一言に尽きるテストだ。
ただでさえ本校舎にいないため手探りだというのに。
よくない、よくない。
＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿
＿＿＿
あんなテストがあり、
教室の雰囲気は暗い空気が漂う。
二日前に出題範囲変更とは
とんでもねぇ。
「先生の責任です。この学校の仕組みを甘く見過ぎていたようだす。
君たちに顔向け出来ません」
まさにその言葉通り、
先生は黒板側を向いている。
しょうがないなんて言葉で済ませるのはおかしいか…
「＿＿にゅや!?」
沈黙を壊すように先生にナイフが投げられる。
これまた容赦ない。
「いいの？
顔向け出来なかったら俺が殺しに来んのも見えないよ」
「カルマ君！先生は今落ち込んで……ん？」
悪魔君がテスト用紙を
先生に投げるように渡す。
先生が驚くほどの点数か。
面はよく、頭いいが素行不良…あともういっちょ頑張ろうぜ。
「俺、問題変わっても関係無いし」
「すげぇ」
「数学100点かよ」
周りが驚きの声を上げて
教卓の回りに集まる。
「俺の成績に合わせてさ、アンタが余計な範囲まで教えたからだよ。だから出題範囲が変更されても対処できた。
だけど俺はこのクラス出る気ないよ。
前のクラス戻るより暗殺の方が全然楽しいし」
「……で、どうすんのそっちは。
全員50位以内に入んなかったって言い訳つけてここから尻尾巻いて逃げちゃうの？
それって結局さ、殺されんのが怖いだけなんじゃないの？」
彼なりの励まし方に
みんなが気付き賛同する。
「なーんだ、殺せんせー怖かったのか」
「それなら正直に言えばよかったのに」
「ねー、怖いから逃げたいって」
堪忍袋の緒が切れたように
真っ赤になった。
まさにゆでダコ。
「にゅやー!!逃げるわけではありません!!」
「じゃあどーすんの？」
「期末テストでアイツらに倍返しでリベンジです!!」
途端に教室が笑顔で包まれる。
もしかしたら彼は素行不良のままの方がいいかもしれん。
そう思っているとふと目が合う。
が、それはすぐ反らされる。
えぇ……
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kakarika(プロフ) - 何回でも見返せる、この小説面白い本当に (12月8日 10時) (
レス) @page44 id: 833a0352da (このIDを非表示/違反報告)
kakarika(プロフ) - 自由人さん» うおぉ・・・凄い楽しみです！！ (11月18日 11時) (レス) @page36 id: 833a0352da (このIDを非表示/違反報告)
自由人(プロフ) - kakarikaさん» コメントありがとうございます！伏線……少し頑張ってみようかなと思います！ (11月18日 10時) (レス) id: b34eb76dce (このIDを非表示/違反報告)
kakarika(プロフ) - 26枚目のとこで業が思春期してたの好きすぎる、これがなんかの伏線だといいな。 (11月16日 7時) (レス) @page27 id: 833a0352da (このIDを非表示/違反報告)
自由人(プロフ) - 蘆花さん» クールとは違った感じを目指しているのでとても嬉しいです!!ありがとうございます!!! (11月9日 21時) (レス) id: b34eb76dce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：自由人 | 作成日時：2023年11月3日 12時
