13枚目 ページ14
.
「では次に烏間先生。ナイフ術を生徒に教える時、重要なのは第一撃だけですか？」
「第一撃はもちろん最重要だが、次の動きも大切だ。強敵相手では第一撃は高確率でかわされる。
その後の第二撃、第三撃をいかに高性能に繰り出すかが勝敗を分ける」
この人も経験があるからか
言葉に重みがあるな。
みんなは何が言いたいのか分からない様子だが。
「先生方のおっしゃるように、自信の持てる次の手があるから自信に満ちた暗殺者になれる。
対して君たちはどうでしょう。
俺達には暗殺があるからいいやと考えて勉強の目標を低くしている」
「それは、劣等感の原因から目を背けているだけです！
もし先生がこの教室から逃げたのなら、もし他の殺し屋が先に先生を殺したら、暗殺というよりどころを失った君たちには、E組の劣等感しか残らない！」
先生が高速で回転しながら話す。
凄まじいな……
「そんな危うい君たちに先生からのアドバイスです！」
「第二の刃を持たざる者は…暗殺者の資格なし!!」
曇りだった空が一変するほどに
先生の勢いは凄かったらしい。
ホントに凄いな……
「校庭に雑草やでこぼこが多かったので手入れしました」
空だけじゃなく校庭まで……と
思わず驚きを隠せない。
「先生は地球を消せる超生物。
この一帯を平らにするなど容易いことです」
「もしも君たちが自信を持てる第二の刃を示せなければ、先生の相手に値する暗殺者はこの教室にはいないとみなし、校舎ごと平らにして先生は去ります」
この言葉に子犬君が
いつまでなんだと質問する。
「決まっています。明日です。
明日の中間テスト、クラス全員50位以内をとりなさい」
「!?」
『(おぉ……)』
ついに言ったかこの先生は。
驚きだ。
「君たちの第二の刃は先生が既に育てています。本校舎の教師たちに劣るほど先生はトロい教え方をしていません。
自信を持ってその刃を振るってきなさい」
「ミッションを成功させ、恥じることなき笑顔で胸を張るのです。
自分が
何度も思うことがある。
本当に先生を殺していいのか。
体育の授業は受けてはいるが
直接先生に暗殺を仕掛けたことはない。
こうゆう類いは裏があるものと
相場は決まってる。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 209人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
kakarika(プロフ) - 何回でも見返せる、この小説面白い本当に (12月8日 10時) (
レス) @page44 id: 833a0352da (このIDを非表示/違反報告)
kakarika(プロフ) - 自由人さん» うおぉ・・・凄い楽しみです！！ (11月18日 11時) (レス) @page36 id: 833a0352da (このIDを非表示/違反報告)
自由人(プロフ) - kakarikaさん» コメントありがとうございます！伏線……少し頑張ってみようかなと思います！ (11月18日 10時) (レス) id: b34eb76dce (このIDを非表示/違反報告)
kakarika(プロフ) - 26枚目のとこで業が思春期してたの好きすぎる、これがなんかの伏線だといいな。 (11月16日 7時) (レス) @page27 id: 833a0352da (このIDを非表示/違反報告)
自由人(プロフ) - 蘆花さん» クールとは違った感じを目指しているのでとても嬉しいです!!ありがとうございます!!! (11月9日 21時) (レス) id: b34eb76dce (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：自由人 | 作成日時：2023年11月3日 12時
