わたしがこの世で一番の平凡(モブ)を代表させていただきます【ヒロアカ】

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Aside





黒い靄に飲み込まれてしまったあと、わたしは意識を失っていたようで、目が覚めればバーのようなところにいた。



隣を見れば爆豪くんが拘束されていた。
わたしは割とフリー。





「早速だが…ヒーロー志望の爆豪勝己くん。俺の仲間にならないか？」


「寝言は寝て死ね」



『(……わたし関係なくね)』



「Aちゃんって言うんですね!!わたしはトガ！トガヒミコ！」





お友達になりましょうと敵のハズなのによく分からない行動をする。


理由を聞けば、血を吸うことが好きらしい。
というか、そういう個性らしい。





『……ん』





腕を差し出すと、隣の爆豪くんは凄いキレてくる。
血を吸いたいと言っていたトガちゃんも驚いた顔をした。




すると、突然テレビのリモコンをとって電源をつけだした。





「この度＿＿＿我々の不備からヒーロー科１年生29名に被害が及んでしまった事。」



「ヒーロー育成の場でありながら敵意への防衛を怠り社会に不安を与えた事。」



「慎んでお詫び申し上げます。まことに申し訳ございませんでした。」




『(メディア嫌いの相澤先生が…)』




「NHNです。雄英高校は今年に入って四回生徒が敵と接触していますが、今回生徒に被害が出るまで各ご家庭にはどのような説明をされていたのか。

又、具体的にはどのような対策を行ってきたのかお聞かせ下さい。」



「周辺地域の警備強化。校内の防犯システム再検討。強い姿勢で生徒の安全を保証する……と説明しておりました。」

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