【A3!】いつも甘ったるい声で話しかけてくるあの女は。【茅ヶ崎至】 (ページ21)

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彼女さぁんページ21

『最初に紬さんを見たのはGOD座の入団試験のときでした……えぇ、あの時にビビッときたんです！！素直に、繊細でかっこいいって！！』

紬｢……どうしよう、丞この子もしかして通報した方が……｣

あぁ、紬さんだぁ……

丞｢……こいつが通報されたらそれは大事だろうな。GOD座が生きられなくなる。｣

紬｢え、なんで？｣

丞｢……こいつが、GOD座の人気役者だからだ。｣

｢｢｢はっ、はぁぁぁぁ！？！？！？！？！？｣｣｣

『やっだ買い被りすぎです、人気なんかじゃないですよもう！！！丞さんには遠く及びません！！』

丞｢どうだか、お前はレニさんから推薦をもらうほどだったろう。｣

｢｢はぁぁぁぁぁぁ！？！？！？！？｣｣

一体感すごいなぁここ……

『まぁそれは置いといて、太一までいるなんてっ！！！みんなここの役者さんなんですか？太一も丞さんも紬さんも！？』

太｢あ、はいっス！にしても生Aさん……！！美しいっス！！！｣

万｢やべぇ、その前の話が置いていけないせいで話こんがらがってるわ……｣

いいなぁ千景先輩こんな演技うまい人達と演劇できるんだろうなぁ……

『じゃあ私もここでなにかしようかな……』

｢｢｢はっ！？！？！？｣｣｣

あ、するなって訳ですねごめんなさい。

『大丈夫！！嘘だから！！そんな急に押しかけて一日目でこんなに役に立たない奴が入るとか無理なの知ってるよ！？！？』

丞｢いや、お前が入るのが嫌なんじゃなくてな……お前GOD座に入ってるだろう？急に辞めるとか無理なんじゃ……｣

“prrrrrrprrrrrr”

『もしもし？弦太？レニさんに変わって。』

丞｢！？お前……｣

『あ、レニさんですか？私今から辞めることなんてできます？』

レ｢出来るわけないだろう！！お前はいつからそんなに偉くなった！！勝手に辞めるなんてしていいわけないだろう！！｣

『はぁぁ？私だって人間です！！偉くはなりますよ！！！つか元々そうだったのに興味なくしただけで貴方の言いなりになった覚えはないです！！！もう辞めます！！！さようなら！！！！！』

“ブチッ”

丞｢お、お前っ……｣

『あー、やばい、お芝居辞めちゃった……今までレニさんに反発するためにあんなにお芝居うまくなろうと思ったのに……まぁいいか、反発できたし。これで辞めれましたよ、丞さん！次は何したらいいんです？』