【A3!】いつも甘ったるい声で話しかけてくるあの女は。【茅ヶ崎至】 (ページ12)

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彼女さぁんページ12

せ、清純派……

そう至さんが言った言葉にショックを受ける。

あまりのショックで叫んでしまった。

千景先輩にうるさいよと怒られたが千景先輩は喋っただけでうるさいよと言われるので別に気にしてない。

“ピロン”

そんな音が聞こえて携帯を見てみる。

『あ、茅ヶ崎さん！！！』

卯｢？茅ヶ崎？どこにいるの？｣

違う、そうじゃないんだ千景先輩。

茅ヶ崎さんからLIMEが来たんだよ。

言いたいが言ったところでなんか変な事言われるのは目に見えている。

『あー、見違いですかね？居ないなー、アハハ！！！』

卯｢へぇ、そういえば休憩の時お前が茅ヶ崎といるの見たよ。｣

『ﾌﾞｺﾞｯ、え！？！？！？』

やばい、何もしてないのにむせた……

千景先輩が変な事言うから！！！

卯｢仲良さそうだったね、たしかお前って茅ヶ崎のことす……｣

『あーーー！！！！！そういえば最近激辛のカレー屋さんができたって誰かが言ってましたよおおお！！！今度一緒に行きませんかぁぁぁ！？！？！？』

なんっで私が茅ヶ崎さんを好きなことを千景先輩がしってるの！！！！

卯｢へぇ、それは知らなかった。じゃあ今夜はどう？今日はちょうど予定が空いてるから。｣

げぇっ。

千景先輩と食事に行くとかどんな罰ゲームだよ。

卯｢ん？そういえばお前茅ヶ崎のこと……｣

『是非行かせていただきます！！！！！！！！』

にっこりと営業スマイルをつけてそう言うと千景先輩もにっこりと笑い、

卯｢じゃあ終わったら迎えいくから。｣

そう言った。

迎えって言うかそんなに距離ないじゃないか。デスク反対なだけでしょう。

卯｢あ、まさか逃げよう……なんておもってないよな？｣

『な、何の事ですかねぇ私はそんなこと思ってませんよぉ？』

卯｢目が泳いでるぞ。｣

『……分かりました、行かせていただきます！！！！』

卯｢よくできました。｣

ぽんっと私の頭を叩くとニコッと笑い自分の席に戻っていった。

『……？イケメンかよ。』

少しときめいたのは言うまでもない。